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●文/まとめ:ヤングマシン編集部 ●CG:SRD
タンデムOKで操作もラク。お気軽FUNバイク爆誕か?
車名の通りダックスフンドのような愛すべき胴長短足フォルムが魅力だった往年のダックスホンダ。その現代版のデビューが少しずつ近づいてきた。
ホンダは、原付二種クラスに伝統の横型エンジンを搭載したマシンを続々展開。モンキー125/スーパーカブC125/CT125ハンターカブに続くリバイバル第4弾がこの「ダックス」だ。
『ヤングマシン』誌が最初にダックスを取り上げたのは’19年12月号。もっと早く登場するとのウワサだったが、新型コロナ禍による開発の遅延やショーの中止などで発表が延期してしまったようだ。
エンジンは平成32年排ガス規制(ユーロ5相当)に適合する必要があるため、ロングストロークの現行グロムや新型モンキーがベース。ミッションはモンキーと同様の5速マニュアルかと思いきや、4速の自動遠心式クラッチを採用する可能性も出てきたという。
これはスーパーカブC125などと同様の機構。クラッチレバーを備えず、ペダルを踏み込むだけで変速できるため、気軽に乗れてスポーティな走りの醍醐味もある。クラッチレスなので、AT小型限定二輪免許でOKなのも大きなポイントだ。
さらに、”2人乗りを重視した設計”との情報も。モンキーは前後に短いシートの1人乗り仕様だが、ダックスは長いダブルシートで乗車定員2名に。クラッチ要らずのイージーな走りに、快適なタンデム性能を融合するか?
しっかりモンキーと差別化した”動物兄弟”が誕生すれば、購入する際の選択肢が広がる。我々の予想では’22年4月頃発売か。うーん、待ち遠しい!
【商標登録も準備万端】ホンダは’20年末に欧州で「ST125」の商標登録を出願。ダックスは初期型’69~’81まで車名型式に「ST」を使用していた。登場は確実か?
歴代DAXから、どのスタイルで来る?!
’69年の発売以来、豊富なバリエーションを展開したダックス。フェンダーとマフラーはアップ/ダウンタイプの両方が存在する。125のスタイルは、モンキーとの差を出すならダウンフェンダー。マフラーについては、見栄えがいいのはアップだが、タンデムの快適さ重視ならダウンか?
【’79 DAX HONDA ST50-C:アメリカンだって見たい!】ロングフォーク+バックレスト付きシートのチョッパーや、オフ系のマイティーダックスもあった。コイツらもいずれ…!?
〈YM未来予想〉’22? ST125ダックス
【’22? HONDA ST125 DAX|予想モデル】ダックスの車体色と言えば赤のイメージが強いが、過去にはホワイトダックスも存在。モンキーに倣いリヤスプリングも同色としてみたが、まったく違和感ナシ! 登場時期としては、’19年以来の開催となる東京モーターサイクルショー(’22年3月25日開幕)が発表の晴れ舞台に最高! と予想。価格はモンキーと大きく変わらない? ●想定価格帯:45万円前後 ●予想登場時期:’22年3月25日
【5速MTか4速ATか】グロムを皮切りに採用された新型横置きユニット。ダックスはレジャーバイクとして5速MTのモンキーと近いキャラのため、差別化するなら4速ATか? ※写真はモンキー125
【クラッチレスでフレンドリーに!?】初代ダックスは3速自動遠心クラッチで、クラッチレバーが非装備(後にMT版も登場)。現代版もこれを踏襲し、自動遠心式になる? ペダルを踏むだけで変速できてラクチンだ。※写真はスーパーカブC125
【シーソーペダルになるかも?】スーパーカブC125と同様の自動遠心クラッチなら、シーソーペダルの採用は確定的。前に踏めばシフトアップ、後ろでシフトダウンだ。※写真はスーパーカブC125
【最新技術のプレスフレームか?!】元祖と同じくバックボーン鋼板プレスフレームを踏襲する模様。高張力鋼板をプレス成形+レーザー溶接したディオ110のeSAFフレームを応用する? ※写真はディオ110
【モンキーシートの倍は欲しい?!】ダックスは、モンキーにはできないタンデムが可能になる見込み。モンキーのシートはソロにちょうどいいサイズなので、2倍近い長さが必要? ※写真はモンキー125
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