カワサキモータースジャパンは、2020年9月に発売され好調なセールスを続けている「Ninja ZX-25R SE」にニューカラーを設定し、2022年モデルとして2021年9月10日に発売する。標準モデルのNinja ZX-25Rは現行色を継続。ともに2万2000円の値上がりとなる。
●情報提供:カワサキモータースジャパン
250cc4気筒という唯一無二の輝き
カワサキのバリオス/バリオス-IIおよびホンダのホーネット250が2007年モデルで終焉を迎え、それ以来、10年以上にもわたって「もう250ccクラスの4気筒の時代は来ない」と言われてきた時代を乗り越え、クラス唯一の4気筒モデルとしてブランニューデビューしたのがニンジャZX-25R/SEだった。
その発売から間もなく1年が経とうというタイミングで、上位モデルのSEにニューカラーが設定され、2022年モデルとして登場する。標準もモデルは現行カラーを継続するが、こちらもモデルイヤーは2022年モデルに切り替わり、SEとともに2万2000円の値上がりとなることも明らかに。
前述のとおり、ニンジャZX-25Rはクラス唯一の249cc並列4気筒エンジンを搭載したスーパースポーツモデル。この4気筒は最高出力45psを15500rpmで発生し、レッドゾーンは1万7000rpmから。レブリミッターが作動するのは1万8000rpmという超高回転エンジンだ。さらに、ラムエアシステムを備えることで高速域では46psを発揮する。
クラス初のトラクションコントロールシステム=KTRCやパワーモード、SEのみ標準装備(STDはオプション)するオートブリッパー付きのクイックシフター=KQSも備え、アシスト&スリッパークラッチやABSも標準採用。フロントに採用する倒立フォークはφ37mmのSHOWA製SFF-BPと、クラスを超えた装備も誇る。
SEモデルが標準装備するのは、アップ/ダウン両対応のオートブリッパー付きKQS(カワサキクイックシフター)、USB電源ソケット(リヤシート下に設置)、ウインドシールド(スモーク)、フレームスライダー、ホイールリムテープの5点。価格はSTDの84万7000円に対し、8万8000円プラスの93万5000だが、装備内容からすればお得な設定だ。
新色は、SE KRTエディションが今年のレーシングカラー(ライムグリーン×エボニー)にアップデートされたほか、メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックスパークブラックと名付けられたSEは、グレーベースに金の差し色が入ったものの2種類となっている。2022年モデルの発売日は2021年9月10日。
スペック&カラーバリエーション
【KAWASAKI Ninja ZX-25R/SE[2022 model]】主要諸元■全長1980 全幅750 全高1110 軸距1380 最低地上高125 シート高785(各mm) 装備重量183kg[184kg]■水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 総排気量249cc 内径×行程50.0×31.8mm 圧縮比11.5:1 最高出力45ps/15500rpm(ラムエア加圧時46ps/15500rpm) 最大トルク2.1kg-m/13000rpm 変速機6段リターン 燃料タンク容量15L■キャスター24.2度/トレール99mm ブレーキF=φ310mmディスク+4ポットキャリパー R=φ220mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:84万7000円[93万5000円] ●色:黒[黒×白、灰×黒] ※[ ]内はSE ●発売日:2021年9月10日
※掲載のSEモデル画像のシングルシートカバーはオプション(別売り)です。また、日本仕様に「4‐CYLINDER」のロゴはありません。
KAWASAKI Ninja ZX-25R SE KRT EDITION[2022 model]ライムグリーン×エボニー
KAWASAKI Ninja ZX-25R SE[2022 model]メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックスパークブラック
KAWASAKI Ninja ZX-25R[2022 model]メタリックスパークブラック
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