
バイクや自動車に使用する工具類は「オートモーティブ系」と呼ばれ、木工や金属加工用の工具とは区別されている。オートモーティブ系でも差込角1/4のソケット工具のように、小型で小回りがきく、よりバイク向けの工具がある。ユーザビリティが高く安価で人気のアストロプロダクツ製品の中から、バイク向け工具を5点紹介する。
●取材協力: アストロププロダクロツ
エアタイヤゲージ:バイクのエアバルブにフィットするベントタイプ
空気圧チェックの必需品・タイヤゲージにとって重要なのは測定範囲で、最大500kPaもあれば十分。よく確認せずに1000kPaクラスを購入すると、バイクで常用するのは常にゲージの1/4以下の範囲で、さらに目盛りが細かくて微調整がしにくかったりする。本記事で紹介するアストロプロダクツでは、測定専用タイプからコンプレッサーに接続して加圧減圧できるタイプまで、いくつものタイヤゲージを取り扱っているので、バイク専用で使う際は測定上限に注意して購入したい。

【AP エアタイヤゲージ蓄光タイプ TG102】最新スーパースポーツモデルのラジアルタイヤでは冷間時の空気圧が300kPa近くになるが、最大500kPaのこのゲージなら対応できる。大型車兼用のフルスケール1000kPa級では最小目盛が20kPaが多いが、こちらは10kPa単位で読み取りできるのもバイク向きだ。バイクや乗用車にちょうど良い500kPa。蓄光パネルで暗い場所でも視認性良好だ。●価格:2420円 [写真タップで拡大]
ワンタッチタイヤチャック:エアゲージと組み合わせ、エアバルブに押しつけるだけでロック
多くのエアゲージのチャックはストレートタイプで、バイクにとって必ずしも使いやすいとは言えない。そんな不満を解消するのが既存のチャックと付け替えられる90度に曲がったタイヤチャック。すべてのエアゲージに使えるわけではないので、アストロプロダクツのホームページで適合表を確認しよう。
ラチェットアダプター:スリムな本体に36ギアを内蔵。手持ちのハンドルがラチェットに変身
スリムな円筒形の内部に36ギアのラチェット機構を内蔵し、T型ハンドルやスピンナハンドルに取り付ければ作業のスピードが大幅にアップ。エクステンションバーやユニバーサルジョイントと組み合わせることで、ラチェットハンドルとは異なる使い方ができる。
ラチェットハンドル:差込角1/4と3/8をラインナップ。多ギアラチェットをリーズナブルに
限られたスペースでソケットを回せるか否かはラチェットハンドルのギア数にかかっている。72ギアが一般的になった今、アストロプロダクツでは90ギアを積極的にリリース。小ぶりなヘッドとプッシュリリースは日常使いで重宝し、リーズナブルな価格も魅力。
スイベルビットラチェットハンドル:狭い場所で有利な90ギアはスイベルヘッドで利便性がさらにアップ
ドライバービットやHEXビットを早回しできるラチェットハンドルの中でも、作業スペースや干渉物によって丸型ヘッドを自由に首振りできるのが特長のスイベルタイプ。全長95mmと手のひらサイズだが、90ギアのラチェットにより細かな作業を得意とする。
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