旧車や絶版車の外装に欠かせないクロームメッキパーツを輝かせるアイテムとして威力を発揮するのが、重曹を研磨剤として吹き付け汚れや錆を除去する「EZブラスト」だ。サンドブラストとウェットブラストの2パターンで使えるのが特長で、水道水を併用してウェットブラスト化した時の能力が、クロームメッキをはじめ各種パーツのクリーニングにちょうど良いのだ。
●取材協力:EZブラストジャパン
マジックパウダーのクリーニング力がスゴい!!
素材の上にニッケル/クロームの順で電気的に金属皮膜をつけるクロームメッキは、目に見えないほどの穴が無数に存在し、そこから侵入した水分によってサビが発生する。
物理的にこすれば、サビは落ちるが傷が残る。アルミナやガラスビーズを用いたドライブラストやウェットブラストでも同様だ。重曹はそれらのメディアに比べて柔らかく、相手を傷つけない。ステンレス製のシンクをクレンザーで擦ると汚れは取れるが細かな傷も入るのに対して、重曹なら汚れは落ちるが傷つけるほどの硬さがないのと同じ理屈である。
「EZブラスト」は水を緩衝材としながら高圧の空気で重曹を噴射するのだから、汚れ落としに適しているのは当然といえば当然だ。汚れ/くすみ/サビが発生したクロームメッキを擦ることなくクリーニングできるほか、カーボンやスラッジで汚れたエンジン内部もマスキングなしで洗浄できる。
磨きにもいろいろなパターンと手法があるが、メッキの汚れやカーボン除去に関して言えば、EZブラストのパフォーマンスはトップクラスといっても過言でないだろう。
エンジンのカーボン汚れやオイル汚れにも
手が届きにくいところには新製品のEZロングノズルKIT
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