オイル汚れやブレーキダストの洗浄に便利なパーツクリーナーは、工具と同様、メンテナンスに不可欠な存在である。現在では有名無名含めて様々なブランドが参入し、単刀直入に言えばピンキリ状態なのが実情。そんな玉石混交のパーツクリーナー市場で好評なのが、バイクスタンドでおなじみのJ・Tripが取り扱う「ジースピリット(G-spirit)ブレーキパーツクリーナー」だ。
●文/写真:栗田晃 ●取材協力:J・Trip
ジースピリット:コスパ高いパーツクリーナー
パーツクリーナーはスプレー後の乾燥速度によって、速乾/中速乾/遅乾に分類されるが、この「ジースピリットブレーキパーツクリーナー」は中速乾を採用。ユーザーの好みもあるが、スプレー後にしばらくウェット状態が持続する中速乾タイプは、頑固な汚れに浸透しやすく無駄遣いを抑えられる利点がある。
チェーンルブが堆積したスプロケットで試したところ、高いガス圧と汚れを浮かす溶解力の高さ、乾燥時間を稼げる中速乾のおかげで、ブラッシングにより簡単に汚れを落とすことができた。最も重要な脱脂洗浄能力も充分だ。
価格に釣られて買ってみたら中身がスカスカでガッカリ…… ということもあるだけに、パーツクリーナーを大量に使うサンメカにとっては内容量も気になるところ。ジースピリットの容量は850mlで一般的なジャンボ缶の840mlを上回るが、注目すべきは洗浄液内容量を608ml確保している点。これは缶の容量が同程度の他製品に比べてかなり多く、手間のかかる作業でも気にせず汚れ落としに専念できる。
その上で有名ブランド品と比較して3割ほどリーズナブルな価格設定も嬉しいポイント。ガレージ内でも目立つ缶のグラフィックも個性的で遊び心に溢れるジースピリットを使って、コストパフォーマンスの高い洗浄を実践してみては?
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