林道走行はもちろん通常時でも、バックパックのショルダーストラップが少しずつズレ落ちてくるという不快感を味わうことは多い。実際、ショルダーストラップの調整部分がゆるかったり経年劣化していたりすると、振動でどちらかだけが長くなってアンバランスになってしまうことも。その状態でいると気付かぬうちにどんどん疲労が蓄積していく。この時、両方のショルダーストラップを胸のあたりでつなぐように装着されているチェストベルトがあれば、背負ったバックパックがより身体にフィットし左右に揺れないようになることで、バックパックの重心を安定させてくれる。ただ、歩行時や高速走行時などは、荷物が軽量だったり、重くてもパッキングがしっかりしていればバックパックが安定するので、締める必要がないケースもある。