ヤマハ車の純正液体パーツ(エンジンオイルや冷却水等)として名高い「ヤマルーブ」は、メンテナンス系のケミカル類も豊富にラインナップ。もちろんヤマハ以外の車両でもまったく問題なく使えるケミカルとして、外国車オーナーからも厚い信頼を獲得している。本記事では、白化した樹脂パーツを蘇らせる樹脂光沢復活剤をはじめ、おすすめしたい5アイテムを紹介する。
●取材協力:ワイズギア
樹脂光沢復活剤:”濃い”シリコンで深い光沢を長期間持続
スクーターや小排気量車のフェンダーやエアクリーナーボックスは、塗装せずに成型時の樹脂色のまま用いられることが多く、経年劣化で白化するといかにも安っぽく見えてしまう。この「スーパープラスチック光沢復活剤」の主成分はシリコンオイルだが、市販のシリコンスプレーよりも濃度が高い印象で、黒々とした艶に仕上がる。塗装ではないので時間経過とともに効果は薄れるが、テカりすぎない半ツヤ感が上質な印象だ。
使い方は簡単。汚れや油分を落とした後に、5〜10cm離してペイントのようにスプレーする。ムラなく塗ってそのまま乾燥させると、冒頭写真右側のような黒々とした仕上がりになる。これなら納得。ムラが出てしまったらウエスで拭き伸ばすと良い。
黒い樹脂パーツの白化は、どのメーカーの車両でも同じように訪れる悲しい劣化現象。メーカーの垣根を越えて、日常のメンテナンスに使いたい。
ガラス系コーティング:深い光沢と高い撥水性を両立
有機ケイ素化合物による高密度ガラス被膜により深い光沢と高い撥水性を両立。スプレータイプで誰でも簡単に施工できるガラス系コーティング剤だ。硬いガラス被膜は汚れが付きにくく撥水性が高いため、水滴が乾燥して出る輪ジミも起こりにくい。余計な傷をつけないよう使用前には洗車しておこう。
スーパーバイクワックス:磨き好きのワックス派にはこちら
磨き好きの中にはワックス派とコーティング派がいて、それぞれが絶妙に棲み分けている。ワックスは艶が大げさで油分が紫外線で劣化しやすいという意見もあるが、現在の技術なら耐候性の良いワックスも十分に実現可能だ。この「スーパーバイクワックス」は、撥水性が良い上に水アカなどの汚れも落とせるため、普段の洗車時にも気兼ねなく使えるのが魅力だ。
マットカラー専用クリーナー:メンテナンスの難しいマットカラーには専用品を
マットカラーはオシャレで個性的だが、メンテナンスが難しい。洗車用シャンプー程度なら問題ないが、しつこい汚れを強めに擦るとツヤが出てしまい、コンパウンドなどもってのほか。そんな時に頼りになるのが、この「マットカラー専用クリーナー」だ。汚れ落としと撥水性を兼ね備えた上で、跳ねたチェーンルブも油染みを残さず洗浄できる。
ヘルメットシールド用ケミカルセット:安全に乗るためには視界を良好に!
ヘルメットのシールドに虫や油分が付着すると、視界が悪くなるだけでなく集中力も低下する。雨天走行時のギラギラや、冬や梅雨時にシールド内面がくもるのも煩わしい。しつこい汚れを落とす「クリーナー」/表面に撥水被膜を作る「撥水剤」/内面のくもりを防ぐ「くもり止め」の3点セットを使えば、シールドはいつでもピカピカで快適だ。
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