
ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。ここではハーレー専門誌『ウィズハーレー』が、多くのオーナーの参考になりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回登場する’14 FXDBストリートボブは、全国のハーレー正規販売網が競い合うカスタムコンテストで’18年&’19年の2年連続日本1位、さらに世界最大のカスタムコンテスト”KING OF KINGS”で4位に入賞するなどの実力の持ち主・ハーレーダビッドソン静岡が手掛けた1台だ。
●取材協力:ハーレーダビッドソン静岡
シンプルなスタイルで人気があったストリートボブをカスタム
’16年を最後にラインナップから姿を消したツインショックモデルのFXシリーズ。高い剛性を誇る通称ダイナ系モデルにあって、ストリートボブはもっともベーシックな存在として人気があった。
当時の人気を二分していたローライダーと比べると、ストリートボブは軽快な走りを重視するライダーに好まれ、カスタムベースとしてもシンプルなスタイルがその人気の原動力となっていた。
今回紹介するカスタムは、現在ハーレーダビッドソン静岡が中古車として販売しているもので、その都会的なシルエットを、厳選されたパーツ選びでスープアップした1台に仕上がっている。
もっとも大きな特徴は、前後ホイールの変更と、フロントフェンダーレス化による軽快感の向上だろう。ハンドルバーもよりアップライトなものに変更されており、街乗りからツーリングまで様々なシチュエーションでのファンライディングが期待できる。
ツインショックのFXモデルは近年クラブ系カスタムが流行中だが、アップライトなポジションにクォーターサイズのデタッチャブル式カウリングを装着するのもアリだろう。そのままならライトなボバーテイスト溢れるシルエットでクラシカルな雰囲気も漂うことから、ライディング時のファッションにも幅広い選択ができそうである。
気軽にビッグツインハーレーを楽しみたいライダーにとって、ちょうど良いベースモデル。特に旧フレームのダイナ系は今後は希少性もアップしていくことが考えられるのだが、カスタムが得意なH-D静岡が提案するストリートボブは、とても気の利いたモデルなのではないだろうか。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
関連する記事
カスタムハーレー車のシートなら、見た目が薄い方がスタイリッシュでかっこいい。でもその分乗り心地が悪くなる。そこで実用性ある厚みを徹底的に追求するため、3Dスキャン/3DCADでシートベースをフレーム側[…]
ハーレーのエンジンフィーリングをもっとスマートにし、さらに吹け上がりも良くなるパーツが、装着するだけでクランクケースの内圧を下げる機能を有する「ダイノマン スムースバルブ」だ。ダイノマン独自の構造を採[…]
、 ワイドタイヤを履いてないのにこの迫力! どうなってるの?? ワイドタイヤが満ち溢れんばかりの、迫力あるM8ブレイクアウトのテールまわり。一見してノーマルの240mm幅以上のワイドタイヤを履いている[…]
街乗りからツーリングまでオールマイティにこなす、’70年代スクランブラーテイストのカスタム 軽快で俊敏なXLスポーツスター。なかでも’70年代のアイアンスポーツは、いつの時代も[…]
普段の相棒としてどこにでも行けることが重要 Uさんの愛車・スポーツスターは、’50年代初期のKフレームから進化した第2世代のモデルだ。元々レーシングマシンだった4カムエンジンも、この頃には[…]
最新の記事
- 400cc版Z-RSはまさかの4気筒で来る!?【’22秋、ZX-4Rと同時デビューに期待】
- ’22春夏最新ライディングウェアカタログ〈フラッグシップ〉スポーティな定番スタイル
- 「こんな現状、許せない!」 ファンサービスに話題作り…行動し続ける加賀山就臣の“想い”とは?
- 犬猿の仲!? ホンダ新型ダックスとモンキーを徹底比較!【ホンダNEWダックス125完全解説】
- ヤンマシ的ホットアイテムピックアップ×9選〈エッチングファクトリー/ヨシムラ/デイトナ etc.〉
- 1
- 2