●文:ライドハイ編集部(小川勤) ●写真:真弓悟史、渕本智信
スーパーバイクの最高峰であるV4Rのカウルを取り去り、ストリートファイター化。そのスタイリングを見事にまとめたのは、やはりモトコルセだった。排気量の大きいパニガーレV4Sよりもパワフルなネイキッド、ストリートファイターV4Rの実力とは?
221psの強烈ネイキッド!
ストリートファイターV4R……ドゥカティにそんなラインナップはないじゃないか、と思った方は鋭い。このドゥカティがラインナップに加えそうな1台をさっそく制作してしまったのがモトコルセだ。
ベース車両はV4R。V4Rは市販車の最高峰レースであるSBKのホモロゲーションのために生産されるスーパーバイクシリーズの中でももっともレースに特化したモデルだ。
そのスペックをパニガーレV4Sと比較してみよう。
パニガーレV4Sのパワーは214ps/13,000rpm、乾燥重量/174kg。
V4Rのパワーは221ps/15,200rpm、乾燥重量/172kg。
ストリートファイターV4Sのパワーは208ps/12,750rpm、乾燥重量/180kg。
排気量はパニガーレV4SとストリートファイターV4Sが1,103cc、V4Rが998cc。
排気量が小さいのにV4Rの方がハイパワーなのは、それだけレーシーな味付けになっているから。最高出力を発生する回転数にも注目していただきたいが、圧倒的に高回転型なのだ。まさにMotoGP直系のV4エンジンと言って良いだろう。
また、Rエンジンはレーシングマフラーを装着することで234psを発揮させることも可能!
価格はV4Sが347万2,000円、V4Rが463万4,000円。
ディテールにカーボンパーツなどの差異はあるが、Rのエンジンはとんでもないコストがかけられているのがよくわかる。ちなみにストリートファイターV4Sは280万9000円だ。
ちなみにこのストリートファイターV4Rは545万円(カーボンホイールやモトコルセオリジナルパーツはオプション)だ。
さらにモトコルセ代表の近藤さんによれば「馬力の数値以上に、フィーリングが異なる」のだという。
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記事提供:ライドハイ
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