普通免許で乗れるKTM ADV

KTM’21モデル:シリーズ末弟の新型250アドベンチャー&690エンデューロR/SMC R

●車両ブランド別アーカイブ:KTM

250アドベンチャー[新型]:末弟も車格は390並み

KTMは、好調の390アドベンチャーに続き、よりスモールな250バージョンを追加。250デューク譲りのDOHC4バルブ水冷シングル+鋼管トレリスフレームをベースに、ロングサスペンションを投入。サストラベルは250デュークの前142mm&後150mmに対し、前170mm&後177mmに延長され、走破性を高めた。

フロントは19インチを採用し、兄貴分の390アドベンチャーと同様の大径フロントディスクを踏襲。ディメンジョンも1430mmのホイールベースや26.5度のキャスター角など390ADV同様としている。オフ用ペダルのほか、必要に応じてリヤのABSをカットできるオフロードABSも標準で備え、ダートへの構えは万全だ。

【’21 KTM 250 ADVENTURE】■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ 248.8cc 30ps 2.4kg-m ■乾燥重量156kg シート高855mm 変速機6段 燃料タンク容量14.5L ■タイヤF=100/90-19 R=130/80-17 ●価格:67万9000円

DLCコート済みのロッカーアームを採用したデューク譲りの水冷シングル。新たにツイン触媒を備え、ユーロ5をパスした。

フロントディスクは250デュークのφ300mmに対しφ320mmに拡大。前後ホイールのデザインも390アドベンチャーと同形状だ。

スチール製のテーパードバーハンドルを採用。燃料タンク容量もデュークの13.4Lから14.5Lに拡大されている。

690エンデューロR/SMC R:電脳と脚をアップデート

伝統の水冷シングル=LC4を積む本格ビッグオフの新型690エンデューロR/SMC R。’19以来2年越しの進化で、主に電脳をアップデート。ダート向けの「690エンデューロR」は走行モードを獲得し、前後ABSを有効にするストリートモードと、後輪ABSを解除するオフロードモードが選択可能になった。モタードの「690 SMC R」は、新たにブレンボM4.32モノブロックキャリパーを獲得。エンデューロRとともに新型ABSユニットを採用し、制御を最適化した。2車ともギヤ段数&タコが表示される新作メーターを採用。マフラー内に触媒を追加し、ユーロ5をクリアしている。

【’21 KTM 690 ENDURO R】■水冷4スト単気筒OHC4バルブ 692.7cc 74.8ps 7.5kg-m ■乾燥重量146kg シート高929mm 変速機6段 燃料タンク容量13.5L ●価格:152万円

【’21 KTM 690 SMC R】●価格:152万円


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