●文:ヤングマシン編集部
吸排気系を見直すなど万人受けのキャラを強化
普段着感覚でスポーツできるミドルMTも’21で熟成。”Accessible MT with a Fitter Body”をテーマに、万人により身近かつ一体感のあるマシンを目指した。
270度クランクのパラツインは吸排気系などを変更し、トルク特性が一段とスムーズに。足まわりはフロントディスクを282→298mmに大径化し、コントロール性をアップしたほか、最新のミシュラン製ロード5を履く。さらにフルLED化など最新MT共通のデザインを入手した。ライディングポジションも最適化され、新採用のアルミ製テーパードハンドルバーによって左右幅が32mm広く、ハンドル高が12mmアップ。ニーグリップ部の形状変更でホールド感も増しており、万人向けのキャラに磨きをかけている。
【’21 YAMAHA MT-07】主要諸元 ■全長2085 全幅780 全高1105 軸距1400 シート高805(各mm) 車重184kg(装備) ■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 689cc 73.4ps/8750rpm 6.8kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L ■キャスター24°50′/トレール90mm ブレーキF=φ298mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ245mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●予想価格:81万円前後 ●予想発売時期:’21年5月 ※諸元は欧州仕様
タンクカバーを一新し、大きく張り出した形状に。フレームカバーはアルミ→樹脂製とし、形状も変更した。ウイング型テールも新採用。
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【’20 YAMAHA MT-07】MT-09に続いて’14年に投入されたパラツインの弟分・MT-07。低中速域で扱いやすく、回せばスポーティなエンジンと、鋼管フレームによる400並みの車重で、高い支持を受けた。’18のマイナーチェンジでスタイルを変更し、硬めに設定したサスや疲れにくいシートを採用。
【ダイレクト感アップ】新型のエアダクトやマフラーに加え、ECUとFIのセッティングを変更しユーロ5に適合。さらにギヤのドッグ角変更などで、スロットル微開での低速域や再加速時のダイレクト感も向上した。
【非TFTで新デザインに】モノクロ液晶メーターはデザインを変更し、反転液晶を採用。従来型はギヤ段数を中央に、タコを下部に表示するが、新型は中央に速度を大きく示し、タコを上部に配置するなど視認性が向上した。外気温と時計も表示。
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