ヤマハは、北米と欧州で新型「MT-07」を発表。発表されたばかりの新型MT-09と同様にストームフローと名付けられたカラーリングをメインに、青と黒の全3色ラインナップとしている。日本における発売時期も追ってアナウンスされるはずだ。
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欧州・北米で先行発表されたヤマハの新型MT-07だが、日本のヤマハから続報が出たのでお伝えしたい。日本仕様の発売時期は2021年春以降、そしてカラーバリエーションの色名はMT-09と同様の3色となるよ[…]
北米価格は7599(約79万5000円)→7699ドル(約80万5000円)、日本でも価格上昇は最小限か
ヤマハは欧州および北米で新型「MT-07」を発表! 今までに全世界で12万5000台を販売してきたという、270度クランク並列2気筒搭載のベストセラー・ハイパーネイキッドは、LEDの鋭い眼光を得てスタイリングを一新し、LEDプロジェクターヘッドライト、ユーロ5適合エンジン、ライディングポジション変更、さらには新タイヤと大径ブレーキディスクなどの採用で使い勝手や走りもワンランクグレードアップしている。
北米では価格も発表され、見出しのとおり2020年モデルの7599ドルから7699ドルへ。日本円換算では約79万5000円→約80万5000円となり、この価格上昇率を日本仕様の2020年モデルの79万2000円に掛け合わせると80万2422円になる。そのままの数字で発売されるとは限らないが、乗りやすさでも価格でもなじみやすいMT-07の美点が大きく変わることもないだろう。
ちなみに、先日発表されたMT-09の例を見れば、MT-07の日本仕様についても発売時期が近くアナウンスされるはず。期待して待ちたい。
次世代デザインにユーロ5適合エンジン、強化された足まわりほか
新型MT-07は、LEDプロジェクターヘッドライトを採用することで表情を一新している。ヘッドライトユニットにはMT-09と同様のYシェイプと呼ばれるポジションランプも。さらにウインカーもLEDだ。燃料タンク容量は13→14Lへと増量され、ウイングレットスタイルのエアインテークが組み合わされている。
フレームは従来を踏襲し、搭載される「CP2」とも呼ばれる270度クロスプレーンクランク並列2気筒エンジンは、新たにユーロ5に適合。最大トルク6.8kg-mを6500rpmで発生する。
フロントブレーキはディスク径をφ282mm→φ298mmへと大径化。これにワイドなハンドルバーを組み合わせ、より快適なライディングポジションと走りのよさを両立している。タイヤは最新世代のミシュラン・ロード5を履く。シート高は変わらず805mmだ。
カラーリングは欧州/北米ともに3色ラインナップで、欧州ではストームフロー(Storm Fluo)、アイコンブルー(Icon Blue)、テックブラック(Tech Black)、そして北米ではストームフロー、チームヤマハブルー(Team Yamaha Blue)、マットレイヴンブラック(Matte Raven Black)の名が付いているが、色味は同じだ。
ちなみに、おそらく日本での色名はMT-09と同様にパステルダークグレー、ディープパープリッシュブルーメタリック、マットダークグレーメタリックとなることが予想される。
YAMAHA MT-07[2021 model]
【YAMAHA MT-07[2021 model]】主要諸元■全長2085 全幅780 全高1105 軸距1400 シート高805(各mm) 車重184kg(装備)■水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 689cc 73.4ps/8750rpm 6.8kg-m/6500rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■キャスター24°50′/トレール90mm ブレーキF=φ298mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ245mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※諸元は欧州仕様 ●国内予想価格:約81万円 ●国内発売時期:未発表
YAMAHA MT-07[2021 model]ディテール
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