上手近道・工具あれこれ[モトメカニック]
“迷ったら買う”を楽しめるアストロプロダクツの工具選び【ラチェットハンドルetc.】
- 2020/12/30
●文/写真:モトメカニック編集部 ●取材協力:アストロプロダクツ
工具の世界の奥深さは、1種類ですべての作業がこなせるオールマイティが存在しないところにある。10mmのめがねレンチも2番のプラスドライバーも、サイズは同じでも長さや角度違いがなければ”あるのに使えない”こともある。ラチェットハンドルも同様だ。
アストロプロダクツのラチェットハンドルには、差込角3/8インチで全長180〜200mmクラスが3タイプあり、90ギアの新製品が追加されて全4種類になった。首振りや丸形ヘッドを加えればさらに増える。ひとつの作業で使うハンドルは1本だが、選択肢は多いに越したことはない。
使いやすい工具の方が失敗しにくいし、作業がスムーズに進むのは確かだ。「迷ったら買う」。アストロプロダクツならそんな工具選びを楽しめる。
ラチェットハンドル:新製品90ギア仕様の追加でラインナップがますます充実
狭い場所での強さは、送り角約3.4°の108ギアが圧倒的。36ギアは差し込み部が貫通しないヘッドが独特。72ギアのヘッドは小さく空転トルクが軽いのが魅力的。新製品の90ギアは、送り角4°なのに価格が驚異的で一度は使ってみたくなる。
ギア数とヘッドサイズの違いによって使える場所とできる作業が変わってくるが、ソケットも重要。3/8のスタンダードソケットは6~19mmは1mm刻み、その上は21/22/24mmが常時店頭にあるのがありがたい。 [写真タップで拡大]
コードリール:ガレージ作業で欠かせないアイテムがアストロ専用色=オリーブドラブで登場
日本のコードリール製造メーカーのトップブランドであるハタヤが、アストロプロダクツ向けにアーミーイメージのオリーブカラーで仕上げたオリジナルモデル。コンセントは防塵シャッター付きで、埃っぽいガレージ内でもコンセント内を保護できる。
ベアリングプーラー:ホイールからエンジンまで、ボールベアリングの引き抜きはお任せ
ホイールベアリングやクランクケース内のミッションベアリングなどを取り外す際に、内輪に掛けるのがこのタイプのベアリングプーラー。最小8mmから最大35mmまで10サイズのアタッチメントをテーパーボルトで拡張して内輪を保持して引っ張り上げる。
アタッチメントのサイズは8/10/12/15/17/20/25/30/32/35mm。原付のホイールアクスル径は10mmが多いが、GPZ900Rのフロントアクスルシャフトも15mmと細い。 [写真タップで拡大]
ヒートガン:2段階の風量とダイヤルの組み合わせで用途に合わせた温度調整が可能
強力な熱量で加熱や乾燥に重宝するヒートガン。二段階スイッチによる一般的な風量調整に加えて、無段階ダイヤルとの組み合わせで温度調整ができるのが特徴。50~600℃の範囲で好みの温度を設定でき、縦向きに自立するので、両手を使った作業も可能。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
関連する記事
最新の記事
- SRにセロー、TW、VMAXも! 実は海外で生き残っているヤマハ車×5選
- 名前はビバンダム?ミシュランマン? ミシュランのマスコットはなぜ白いのか
- ドット絵の縁起物「ラッキーチャームズ」登場! SHOEI「GT-Air II」に受注限定ニューカラー
- ’21ホンダCRF250Lは軽量&シャープにフルチェンジ【細部熟成でオフ能力底上げ】
- 海外でも”あおり運転”の問題は存在するのか?【速度無制限ドイツ&銃社会アメリカの場合】