●文/写真:モトメカニック編集部 ●取材協力:アストロプロダクツ
工具の世界の奥深さは、1種類ですべての作業がこなせるオールマイティが存在しないところにある。10mmのめがねレンチも2番のプラスドライバーも、サイズは同じでも長さや角度違いがなければ”あるのに使えない”こともある。ラチェットハンドルも同様だ。
アストロプロダクツのラチェットハンドルには、差込角3/8インチで全長180〜200mmクラスが3タイプあり、90ギアの新製品が追加されて全4種類になった。首振りや丸形ヘッドを加えればさらに増える。ひとつの作業で使うハンドルは1本だが、選択肢は多いに越したことはない。
使いやすい工具の方が失敗しにくいし、作業がスムーズに進むのは確かだ。「迷ったら買う」。アストロプロダクツならそんな工具選びを楽しめる。
ラチェットハンドル:新製品90ギア仕様の追加でラインナップがますます充実
狭い場所での強さは、送り角約3.4°の108ギアが圧倒的。36ギアは差し込み部が貫通しないヘッドが独特。72ギアのヘッドは小さく空転トルクが軽いのが魅力的。新製品の90ギアは、送り角4°なのに価格が驚異的で一度は使ってみたくなる。
コードリール:ガレージ作業で欠かせないアイテムがアストロ専用色=オリーブドラブで登場
日本のコードリール製造メーカーのトップブランドであるハタヤが、アストロプロダクツ向けにアーミーイメージのオリーブカラーで仕上げたオリジナルモデル。コンセントは防塵シャッター付きで、埃っぽいガレージ内でもコンセント内を保護できる。
ベアリングプーラー:ホイールからエンジンまで、ボールベアリングの引き抜きはお任せ
ホイールベアリングやクランクケース内のミッションベアリングなどを取り外す際に、内輪に掛けるのがこのタイプのベアリングプーラー。最小8mmから最大35mmまで10サイズのアタッチメントをテーパーボルトで拡張して内輪を保持して引っ張り上げる。
ヒートガン:2段階の風量とダイヤルの組み合わせで用途に合わせた温度調整が可能
強力な熱量で加熱や乾燥に重宝するヒートガン。二段階スイッチによる一般的な風量調整に加えて、無段階ダイヤルとの組み合わせで温度調整ができるのが特徴。50~600℃の範囲で好みの温度を設定でき、縦向きに自立するので、両手を使った作業も可能。
※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
あなたにおすすめの関連記事
縦置き直列4気筒・BMW K100RSをメンテナンス 創業当初の'20年代から、フラットツインのエンジンを搭載したシャフトドライブ駆動のバイクを開発し続けてきたBMW。ハーレーダビッドソンに似たVツイ[…]
"絶滅危惧種"の2サイクルエンジンを守る "絶滅危惧種"とも呼ばれる2サイクルエンジン。個性的な走りが再認識される昨今だが、国内における市販車は、21世紀に入ると次々姿を消していった。一方で海外のオフ[…]
買いました!! 広報車じゃないよ!! 営業ミヤシ 欲しいから買う。もはや言い訳はしません。すべての理由は後付けです。近所を走り回るのにちょうどいい? そんなのまったく関係ありません。 だってこのバイク[…]
●文/写真:モトメカニック編集部(栗田晃) ●取材協力:アドバンテージ 最新摩擦材を活用すれば、スプリングの張力に依存しなくても滑らない!! クラッチレバーを握っているのにズルズルと前進し、ローギヤで[…]
●文/写真:モトメカニック編集部(たぐちかつみ/栗田晃) ●取材協力:ワイズギア メンテナンスの必須項目・エンジンオイル交換はできれば始動暖機後に!! 今回のメンテナンス車両はカワサキKLX250R。[…]
最新の記事
- 藤波貴久×RTLエレクトリック、宣言通りの優勝! 世界選手権引退後、21年ぶりの全日本で
- ホンダが電動トライアルバイク「RTLエレクトリック」で全日本トライアル参戦! ライダーは元世界チャンピオンの藤波貴久
- 独尊の水冷V型2気筒クルーザーに待望の250が登場! ヒョースン「GV250」シリーズ3機種を一挙発売
- ヤマハの新型モデル「YZF-R9」日本発売は2025年春以降! ウイングレット装備の3気筒スーパースポーツ
- 【正式発表間近】カワサキが「W230/メグロS1」「KLX230/S/SM」の発売時期を明らかに!
- 1
- 2