カスタムトレンドニュース by ウィズハーレー
女性ライダー向けのコンパクトなハーレークラシックボバーカスタム〈遠藤自動車サービス〉
- 2020/12/15
●取材協力:遠藤自動車サービス
このカスタム車のオーナーは女性。すでにショベルエンジンのカスタムも所有していることから、気軽に乗りやすいエボリューションエンジンを搭載したボバーを製作したいとの要望で、遠藤自動車サービス(群馬県太田市)がゼロから作り上げた1台だ。
女性ライダーが乗りやすさを追求したカタチ
基本的なシルエットは、クラシカルテイストでシンプルなもの。乗りやすさを追求するために、遠藤自動車得意のグースネックフレームは採用せず、できるだけホイールベースの短縮を狙ったリジットフレームにスプリンガーフォークを装着している。
前後輪は、スタンダードな16インチのスポークタイプで、キャッチーなホワイトリボンタイヤを装着。全体にモノトーンでシックな仕上がりだ。
ライディングポジションについても、オーナーの体格にマッチするよう、ハンドルバーとシート、そしてステップ位置も吟味しながら製作。現車に何度もまたがってもらい、不満のない位置を検討した結果だということだった。
エンジンは、1999年製ソフテイル用最終型エボリューションの未使用モーターを使い、レブテック製の5速ミッションをドッキングする。もちろんセルモーターも装備しているので、エンジン始動も簡単である。
実にシンプルな車体構成は、圧倒的に軽量であり、押し引きしても運動性が軽快であることが理解できる。絶対重量も、現行スポーツスターを遥かに下回るだろう。気軽に乗れるボバーという意味では、オーナーである小柄な女性ライダーでなくても、そのメリットは大きいと思う。
個性的なカスタムで乗りやすさも追求する遠藤自動車のカスタム。オーナーの満足度がとても高い1台と言えるだろう。
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※この記事はハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくは下記サイトにてお買い求めください。
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