●文:ヤングマシン編集部(近藤スパ太郎) ●写真:輪
「SUPER SOCO(スーパーソコ)」は、オーストラリアの電動バイクブランド・Vmoto社製。ルックスと快適性を兼ね備え、特にヨーロッパで人気らしい。今回試乗したレトロな雰囲気を持つ原付二種の「TC」は、発売早々から日本でも人気が高いようだ。
近藤スパ太郎[タレント/プロデューサー] 環境番組のパーソナリティを担当したことを機に、電動バイクの強烈なパワーにひと目ぼれ。俳優・MCの他、企画プロデューサー、芸能プロダクションSPANCHOOSの代表を務める。[URL]近藤スパ太郎|SPANCHOOS|Twitter
パワー重視ではないけれど雰囲気が良いバイク
「スーパーソコ」は洗練されたデザインが人気で、製造拠点を中国に持ち、ヨーロッパを中心に2000以上の販売拠点がある。日本では福岡に本社があるXEAM(ジーム)が’20年の3月から人気車5種の販売を始めた。原付一種から軽二輪がラインナップされる中、今回試乗したのは一番人気の原付二種「スーパーソコTC」だ。
丸目のヘッドライト、丸いミラー、丸いスピードメーター。茶色のカフェシートとグリップは、車体のヴィンテージグリーンとも良く合い、雰囲気も良い。ドイツのボッシュ製17インチハブモーターを搭載し、1800Whの大容量バッテリー1個で最大航続距離は60km。2個積めば120km走ることができる。プラグインでもバッテリーを取り外してでも充電が可能で、どちらの場合も100Vで1個あたり8時間。
跨ってみると、ハンドルまでの距離がゆったりとしていて、原付二種のコンパクトさは感じない。走行モードは最高速が約25km/hの”1”、約45km/hの”2”、スペック上は最高速75km/hまで出るという”3”の3種。モードごとの航続可能距離がメーターに表示されてありがたい。
走り出すとすぐに、パワー重視ではないとわかる。というのも、電動バイクが持つ”トルクフルな加速”の設計にはなっていない。じんわり加速で、特に約50km/h以上になるとスピードの伸びはさらに感じなくなる。ボクの体重ではスペック記載の75km/hに達することはなく、70km/hになるまでも距離と時間が必要だ。とはいえ、一般道での信号待ちからの発進は周りの自動車よりも加速が良く、幹線道路でも他の車両の流れに乗って快適には走行できる。アラを探すとすれば、サスペンションが”カツン”という固い印象だ。この原因は、1名乗車ではなく、2名乗車で開発しているのが理由のようだ。シートの角もちょっと痛いので、改良されると良いかな…。
TCと中身がまったく同じでスポーツ外装の姉妹車・TSXもあるが、この2機種、いま結構売れているそうだ。おそらく購入者は、トルクのある力強い走りというよりも、原付二種でランニングコストも外見の雰囲気も良く、走行音もとても静かで、トコトコ走るのにちょうど良い、そんなバイクを求めているのだろう。
バッテリーはダミータンク内に収納。プラグイン充電もできるので便利だ!
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