サスは前KYB/後オーリンズ
ヤマハ新型「MT-09 SP」も登場! クルーズコントロール、高級サス、特別色ほか
- 2020/11/11
ヤマハは欧州で新型「MT-09 SP」を発表。1週間前に発表された新型MT-09の上級モデルで、現行SPモデルと同様にKYB/オーリンズのサスペンションやスペシャルカラーを与えられているほか、クルーズコントロールを新たに装備する。
各部をブラックアウトし、ダブルステッチのシートやシルバーアルマイトのスイングアームも
ヤマハは欧州で新型「MT-09 SP」を発表した。先日発表されたばかりの新型MT-09をベースに特別装備を与えたモデルで、排気量アップした新しい890cc/119psの並列3気筒エンジンやIMU装備による充実の電子制御はそのまま踏襲している。
MT-09 SPの特別装備となるのは、まずヤマハのフラッグシップスーパースポーツ「YZF-R1M」をイメージしたスペシャルカラー。これにシルバーアルマイト処理とされたスイングアーム、ブラックアルマイト処理のレバー、ハンドルバー、そして同じくブラックとされたドリブンスプロケット、クリアスモークとされた前後ブレーキのリザーバータンクなどが組み合わされる。
さらに、電子制御はベースモデルのMT-09に加えて、スロットル操作しなくても速度を一定に保ってくれるクルーズコントロールシステムを採用。サスペンションは従来のSPモデルと同様、フロントにフルアジャスタブルのKYB製スペシャル倒立フォーク、リヤにはオーリンズ製ショックユニットを装備する。
北米ではすでに価格が発表されており、1万999ドル=約115万8000円となっている。ベースモデルの新型MT-09は9399ドル=約98万円で、日本仕様の想定価格を算出するには従来型からの価格上昇率やSTD/SPの価格比を掛け合わせ……出ました、約125万円! 実際の価格はもう少し高くなる可能性もあるが、クルーズコントロールを備えたSPモデルとしてはお買い得な価格設定になりそうだ。
2.3kg軽量化されたCFダイキャストフレーム、短縮されたホイールベース、フルLEDヘッドライト、上下対応クイックシフター、IMU装備によりバンク角連動となったトラクションコントロールシステム(TCS)/スライドコントロールシステム(SCS)/リフトコントロールシステム(LIF)、ABS+ブレーキコントロールシステム(BC)といったスペックはもちろんベースモデルのMT-09と共通だ(関連記事参照)。
YAMAHA MT-09 SP[2021 model]欧州仕様
【YAMAHA MT-09 SP[2021 model]欧州仕様】主要諸元■全長2090 全幅795 全高1190 軸距1430 シート高825(各mm) 車重190kg(装備)■水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 890cc 119ps/10000rpm 9.5kg-m/7000rpm 変速機6段 燃料タンク容量14L■キャスター25°/トレール108mm ブレーキF=φ298mmダブルディスク+4ポットキャリパー R=φ245mmディスク+1ポットキャリパー タイヤサイズF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※諸元は欧州仕様 ●価格&発売時期:未発表
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