ホンダ レブル250:あえてシンプルなブラックアウトに
ユーザーの想像力と創造性を刺激するために、あえてシンプルなブラックアウトに徹して生成り感を持たせたモデル。くびれを強調したナローフレームにCBR250Rベースの単気筒エンジンを搭載する。

【HONDA REBEL250】主要諸元■全長2205 全幅820 全高1090 軸距1490 シート高690(各mm) 車重170kg ■水冷4スト単気筒DOHC4バルブ249cc 最高出力26ps/9500rpm 最大トルク2.2kg-m/7750rpm 6段リターン 燃料タンク容量11L ■タイヤサイズF=130/90-16 R=150/80-16 ●価格:59万9500円 [写真タップで拡大]
走りはもちろん、眺めても楽しい! これは一石二鳥
私が取り組んでいるレースの世界はどこまでもストイックですが、それとは対極にあるのが、この「ホンダ レブル250」。タイヤが2つの乗り物という意味では同じジャンルですが、レーシングマシンとはまったく違って、気持ちを伸びやかにリラックスさせてくれる1台です。

「シート高が低く両足がべったり着くので、足着き性は不安がありません。ゆったりとラクチン快適なポジションですが、その分、身長158cmの私にはハンドルがやや遠めに感じました」(静夏さん) [写真タップで拡大]
まず、なんと言ってもカッコいい。レーシングマシンやスーパースポーツとはニュアンスが違って、ストリートファッションにも似合いそうなスタイリッシュなカッコよさですね。
レーシングライダーの自分としてはちょっと残念な思いもあるんですが、たぶんイマドキのライダー全般にウケるのは、レブル250みたいなファッショナブルで気負わない雰囲気なんじゃないでしょうか。実際、とても人気のモデルだということですが、すごく理解できます。
だってもう、どこに置いておいてもカッコいいんですよ!? どの角度から眺めてもカッコいい。キマりまくってます。イマドキのライダーなら「映える~」と言いながらスマホで写真を撮りまくると思います(笑)。
イマドキのライダーにウケそうなポイントはもうひとつあります。それはライテクみたいにちょっと難しいことを考えなくても、しっかりと走ってくれること。もっと自由に、ファッションとしてカッコいいバイクライフを楽しみたい。そんなライダーにはかなりオススメです。

【Sエディションはひときわ個性的】ボディ同色のヘッドライトカウルや重厚感のあるフォークブーツ&カバー、アクセントとなるブラウンカラーシートを標準装備した「Sエディション」を設定。STD+3万8500円の63万8000円。 [写真タップで拡大]
後編では、岡崎静夏さんがレブル250に試乗。そのインプレッションをお届けする。
●まとめ:高橋 剛 ●写真:楠堂亜希 ●取材協力:ホンダモーターサイクルジャパン
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- [連載] 岡崎静夏がじっくり乗ってみました, レブル250/Sエディション, 試乗インプレッション/テスト, 126〜250cc[軽二輪], クルーザー, ヤングマシン(岡崎静夏), ホンダ