熱き昭和のラリースタイル

アドベンチャー流行りの裏で注目される昭和ラリーレイド【’80年代青春名車購入ガイド】

ホンダ XL250R パリダカール:21Lのビッグタンク仕様

粘り強い空冷シングル+プロリンクで武装したXL250Rをベースに、パリダカ初優勝を果たしたXL500R改を再現。21Lアフリカツインの大容量タンク(STDは9L)をはじめ、タンクバッグや大型リヤキャリアを標準で備えた。

ホンダ XL250Rパリダカール

【’82 HONDA XL250R PARIS DAKAR】■空冷4スト単気筒OHC4バルブ 248cc 22ps 2.1kg-m ■144kg(乾) [写真タップで拡大]

実例物件サンプリング〈XL250R〉人気のため独自の価格設定

  • 相場:前後35万円(約20~45万円)
  • タマ数:極少

パリダカレーサーレプリカという希少価値を持つだけに注目度は高い。相場は、STDが20万円後半なのに対し、+10万円程度が中心となる。生産期間はわずか1年のみながら、オーナーが大事にしてきたのか、意外にもSTDのXL250Rより若干タマを選べる状況だ。

サンプル1:デカタンにシビれる!

特徴のビッグタンクを含め、ノーマル状態を保つ個体。修復歴もない。

ホンダ XL250Rパリダカール

■参考価格:38万9400円(当時新車価格:37万8000円) ■年式不明 ■保険:なし ■走行距離:25600km ●SHOP:バイク館 両国店(東京都)

ホンダの赤エンジンシリーズは奇跡待ち

XL600R ファラオラリー:28Lビッグタンクの限定ファラオ

ファラオラリーは、エジプト砂漠を11日間・4815.64km走る過酷なレース。これに参加したワークスレプリカが本作だ。XL600Rを基盤に、丸2眼ライトや28Lタンクを与え、ラリー感抜群。マールボロカラーが鮮烈で、XLV後継として赤エンジンも採用した。

ホンダ XL600R ファラオラリー

【’85 HONDA XL600R PHARAOH】■空冷4スト単気筒OHC4バルブ 591cc 42ps 4.8kg-m ■156kg(乾) [写真タップで拡大]

実例物件サンプリング〈XL600R ファラオラリー〉

  • 相場:―
  • タマ数:ほぼ

ツインキャブや国産オフ初のチューブレス+アルミスポークホイールなど機構面でも目を見張る。国内ではSTDが発売されず、ファラオのみ300台限定で販売された。中古はあればラッキーと言えるレア度。タマを選ぶ余地はないだろう。

サンプル1:店主の掘り出しモノ

XL好きの店主が良個体を探し、やっと入荷。エンジンも良好だ。

XL600R ファラオラリー

■参考価格:72万6000円(当時新車価格:54万8000円) ■年式:1985年 ■車検:なし ■走行距離:10600km ●SHOP:MOTOR STAND(東京都)

ホンダ XLV750R:3バルブVツインのビッグオフ

当初はパリダカレーサーのベース車として開発。画期的なオイルタンク内蔵フレームに、ホンダのレースカラーである赤塗装を施したSOHC3バルブの空冷45度Vツインを積む。この発展進化形がパリダカを4連破したNXR750、およびアフリカツインとなる。

ホンダ XLV750R

【’83 HONDA XLV750R】空冷4ストV型2気筒OHC3バルブ 749cc 55ps 6.0kg-m ■195kg(乾) [写真タップで拡大]

実例物件サンプリング〈XLV750R〉

  • 相場:―
  • タマ数:ほぼない

結局ワークスマシンのベースとはならなかったが、ラリーイメージは満点。世界限定1000台で日本には300台が入荷した。中古はファラオよりはあるが、やはりレア。低年式かつオフ車だけに外装の若干のヤレには目をつぶりたい。

サンプル1:前オーナー様々の美車

低走行でエンジン快調。各部リペイントで外観も美しく仕上げた。

ホンダ XLV750R

■参考価格:76万9800円(当時新車価格:75万円) ■年式:1984年 ■車検:なし ■走行距離:5534km ●SHOP:サイレン・モーターサイクルズ(東京都)

出物・要チェック案件のビッグオフ×3車

このジャンルを代表するのが’88デビューのアフリカツイン。ロングセラーながら、中古市場にタマは少ない。購入時は泣き所の燃料ポンプとレギュレーターを要チェックだ。XT600テネレ、DR750Sは本当にタマが皆無。全般に過走行車が多く、極端に距離が短いタマには用心を。

ホンダ アフリカツイン:500台限定の初代アフツイ

国内では’01年、海外では’03年頃まで販売。’90で647→742cc化。初代の限定トリコは最もパリダカ色が濃く、希少性が高い。

ホンダ アフリカツイン

’88 HONDA AFRICA TWIN [写真タップで拡大]

ヤマハ XT600 テネレ:30Lタンクの初代テネレ

単気筒にツインキャブのYDISを備えた初代パリダカレプリカ。30Lビッグタンクも自慢だ。欧州でヒットも国内にはナシ。

ヤマハ XT600 テネレ

’83 YAMAHA XT600 Ténéré [写真タップで拡大]

スズキ DR750S:元祖・クチバシ

2軸バランサー付き油冷シングルを積む。ファラオラリー勝利マシンのレプリカで、現代SUVのクチバシはコイツが元祖だ。

スズキ DR750S

’85 SUZUKI DR750S [写真タップで拡大]

●文:沼尾宏明 ●販売車両画像提供:グーバイク ●取材協力:グーバイクおよび各バイクショップ
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マシン・オブ・ザ・イヤー2021
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