オンロードヘルメットとは異なる特徴的な形状を持つオフロードヘルメット。モトクロスレースなどで巻き上げられた泥から視界を守る大きなバイザーや、顔面への衝撃を緩和してくれる大きく張り出した顎部分など、ハードなライディングに対応したヘルメットだ。通常のオフロードヘルメットは、別売りのゴーグルを装着できるようになっているが、オンロードタイプのようにシールドを装備しているモデルも存在する。こちらは日常使用を考えたモデルで、ツーリングや通勤などでの使い勝手が良好だ。これからオフロードマシンに乗る人や、ヘルメットの買い替えを考えている人に、ゴー・ライド編集部がおすすめする’20年最新ラインナップを2回に分けて紹介する。
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まずはサイズの測り方&正しい被り方から
ヘルメットの性能を発揮させるには、自分の頭としっかり合ったサイズを選ぶことが肝心。できれば、プロのスタッフがいるショップでフィッティングしてもらいたい。それができない場合のサイズ選びを紹介しよう。おでこの真ん中、耳の上1.5cm辺り、後頭部のいちばん出ている部分。この3点を通るラインにメジャーを当てて計測すると、自分の頭のサイズが分かる。ヘルメットを被る際は、アゴひもを左右に開き、おでこからヘルメット内部に入れていく。頭全体が入ったら、アゴひもを下に引いて、頭頂部全体をヘルメット内装にフィットさせる。正しい被りかたをしないと頭が入りにくくなり、それがサイズ間違いの一因になるので要注意。
SHOEI VFX-WR:機能とデザインが見事に調和。新基準となった高い完成度
エッジを効かせたデザインを採用したVFX-Wには、ゴーグルの最適な装着位置を見つけやすくする効果もあるリブが後頭部に設けられている。そういったデザイン性を受け継ぎながら、バイザーやノーズカバーを帽体と一体化させリブは側頭部まで拡大、よりアグレッシブなフォルムに進化しているのがこの「VFX-WR」だ。ベンチレーション性能も拡大され、SHOEI独自の衝撃吸収機能「M.E.D.S」も採用し、高い快適性と安全性も両立している。リブを設けたシルエットには多くのフォロワーが追随するなど、VFX-WRはオフロードヘルメットの新基準と言える高い完成度に仕上がっている。
SHOEI VFX-WR ALLEGIANT TC-1 [RED/BLACK]
ANSWER AR1:軽量な仕上がりでレース時の疲労を低減しつつ、公道走行にも対応
モトクロス用品ブランドとして40年以上の歴史を持つアンサー。この「AR1」はシェルをABS製とすることで軽く仕上げている。前面に2カ所のエアインテーク、後部に4カ所の排気ベントを設けて通気性も確保し、レース時の疲労を軽減してくれるのは、レーシングブランドらしい作り込みと言える。それでいてSG・PSC規格を満たしているので公道走行にも対応。フィット感がよく街乗りからレースまで使え、コストパフォーマンスは抜群。
ANSWER AR1 [レッド/リフレックス/ホワイト]
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