現代的なフォルムへとアレンジされて発売された新型KATANA。しかし、憧れだった初代カタナのイメージに重ねると違和感が……。それを払拭できるパーツ群がハリケーンから一気にリリースされた。
実用性と理想のルックスを高次元にコーディネート
先鋭的なフォルムで、今なおファンから絶大な支持を受ける初代カタナ。そのスタイリングを現代の技術で蘇らせた新型KATANAの登場は、ファン待望のモデルとして迎えられた。
ただ残念なのは、丸ごと初代のフォルムをトレースしなかったということ。メーカーも単純なリメイクにならないよう、苦心して完成させたのだと想像できる。
初代カタナのイメージを求めるファンにとって、新型カタナで不満なポイントは主に3カ所だろう。特に言われているのがハンドルで、ネイキッド風なアップハンドルは初代750カタナで揶揄された「耕運機ハンドル」を連想させる。1100カタナに採用されたスマートなセパレートハンドルこそ本来のスタイルと認識されており、このポジションはなんとかしたいところだ。
ここで老舗のハリケーンが導いた答えは、コンドルタイプへの変更。ダミーのトップブリッジを用意するセパハンでは価格が高くなるため、コストパフォーマンス重視で製品化された。
次に変更したいのは、ストリートファイター的に低く構えたメーターバイザーだ。ここは実用性も加味したスクリーンを追加し、初代カタナのイメージを見事に取り戻した。
3つ目はスイングアームマウントのリヤフェンダーで、特別な存在感は好みの分かれるところ。これはナンバー位置をテール下へ移設し、初代カタナに準じたレイアウトへ変更した。
これらのカスタムにより、新型カタナは理想のフォルムを獲得。コストパフォーマンスも脅威的と言えよう。
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