初代カタナのイメージを求めるアナタに

スズキKATANAを単価1万円台のカスタムパーツで初代イメージに回帰〈ハリケーン〉

現代的なフォルムへとアレンジされて発売された新型KATANA。しかし、憧れだった初代カタナのイメージに重ねると違和感が……。それを払拭できるパーツ群がハリケーンから一気にリリースされた。

実用性と理想のルックスを高次元にコーディネート

先鋭的なフォルムで、今なおファンから絶大な支持を受ける初代カタナ。そのスタイリングを現代の技術で蘇らせた新型KATANAの登場は、ファン待望のモデルとして迎えられた。

ただ残念なのは、丸ごと初代のフォルムをトレースしなかったということ。メーカーも単純なリメイクにならないよう、苦心して完成させたのだと想像できる。

初代カタナのイメージを求めるファンにとって、新型カタナで不満なポイントは主に3カ所だろう。特に言われているのがハンドルで、ネイキッド風なアップハンドルは初代750カタナで揶揄された「耕運機ハンドル」を連想させる。1100カタナに採用されたスマートなセパレートハンドルこそ本来のスタイルと認識されており、このポジションはなんとかしたいところだ。

ここで老舗のハリケーンが導いた答えは、コンドルタイプへの変更。ダミーのトップブリッジを用意するセパハンでは価格が高くなるため、コストパフォーマンス重視で製品化された。

次に変更したいのは、ストリートファイター的に低く構えたメーターバイザーだ。ここは実用性も加味したスクリーンを追加し、初代カタナのイメージを見事に取り戻した。

3つ目はスイングアームマウントのリヤフェンダーで、特別な存在感は好みの分かれるところ。これはナンバー位置をテール下へ移設し、初代カタナに準じたレイアウトへ変更した。

これらのカスタムにより、新型カタナは理想のフォルムを獲得。コストパフォーマンスも脅威的と言えよう。

【HURRICANE KATANA】セパハンではないものの、純正のアップハンとは明らかに異なるスポーティなポジションを獲得。追加のスクリーンやテール下のナンバーにより、往年のカタナをイメージさせる。

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