モトメンテナンス(MM)誌から『モトメカニック』へと生まれ変わって2号目となる2020年春号発売! 旧MM時代にも大人気企画だった「個人ガレージ」の巻頭特集や、メンテナンスに不可欠な工具にフォーカスし[…]
デジラチェ:ユーザーニーズに応え充電式にバージョンアップ
KTCの「デジラチェ」は、2005年の発売以来、多機能で高性能なトルクレンチとして愛用されてきた。プレセットタイプと異なりリアルタイムの締め付けトルクが分かり、複数のトルクをプリセットできるデジタル機器ならではの特長を持っており、正確性と作業効率を追求するプロメカニックに愛好者が多いのはもちろん、数値を直接入力できる使い勝手の良さからビギナーにも好評だ。
そんなデジラチェの魅力をアップしてくれるのが、’20年3月に追加された「デジラチェ Type rechargeable」。従来のコイン電池に代えてUSB充電型リチウムポリマー電池を採用することで、デジタル機器最大の弱点であるバッテリー切れを克服。差込角やトルク測定範囲のバリエーションは豊富で、愛用者はさらに増えそうだ。

【9.5sq.デジラチェ コンパクトヘッドタイプ GEKR030-C3|KTC】本体サイズや操作ボタンなどはそのままに、電池のみを充電式に変更したことで、従来型のユーザーも迷うことなく使えるのが特長。差込角とトルク測定範囲の種類が豊富で、カーボンフレームの自転車から大型トラックまで幅広いジャンルで重宝する。●価格:3万5500円(税別小売参考価格、以下同) [写真タップで拡大]
タイヤレバー:ベテランメカニックが認めるロングセラー。使いやすさの秘密は薄くてスムーズな先端形状
自動車用と共用で先端が尖った槍型のタイヤレバーが主流だった時代に、バイク専用に開発されたこの製品、ビードやチューブを傷めにくいとプロメカニックから評判になった。スプーン形状で滑らかな先端は差し込みやすく、リムのガリキズも防いでくれる。
タイヤレバー MCOL-260|KTC
テンションスプリングツール:自動車のドラムブレーキ用ツールがスタンドバネの着脱に最適
元来、自動車のドラムブレーキでシューを引っ張り合うテンションスプリング着脱用として生まれた工具だが、バイクのスタンドスプリング用として使いやすいことが広まり定番化。単なるカギ状ではなく、絶妙な捻りと45°の上反角で外れにくく力を加えやすい。
テンションスプリングツール AB-7|KTC
関連する記事
’69年型のヤマハ トレール250 DT-1のフルレストアに取り組む『モトメカニック』編集部。せっかくフルレストアするのなら、仕上げ作業を行う前にメインフレームや足まわりの問題点を修正。ま[…]
バイクいじりが楽しいガレージは、盗難対策にも効果絶大 雨風をしのげていつでもバイクいじりを楽しめるのはもちろん、盗難防止の観点からも注目されるガレージ。このジャンルでひと足先を行くのがデイトナの「ベー[…]
車両の購入からモディファイ、メンテナンスに至る一連の流れは、現行車でも絶版車でも同じ。しかし絶版車を相手にするには、基本的な技術や整備能力だけでは済まない対応力やノウハウも求められる。”と[…]
メンテナンスの現場では想像以上の時間をボルトナットの着脱作業に費やしている。コーケン(ko-ken)は、ソケット工具を使う場面で「もう少しソケットが長ければ…」「ラチェットがもう少し振れたら…」という[…]
マットカラーはなかなか手入れが難しいものだが、しっとりと落ち着いたマットカラーの風合いを損なわず、汚れを効果的に取り除くのがヤマルーブ マットカラー専用クリーナーだ。ヤマルーブの製品だが、当然ながらヤ[…]