ホンダ二輪の”生き字引”勇退す

諸先輩の言葉に宿るホンダフィロソフィー【ホンダ高山正之のバイク一筋46年:最終回】

ホンダ広報部の高山正之氏が、明日’20年7月4日に65歳の誕生日を迎え、勇退する。二輪誌編集者から”ホンダ二輪の生き字引”と頼りにされる高山氏は、46年に渡る在社期間を通していかに顧客やメディアと向き合ってきたのか。これを高山氏の直筆で紐解いてゆく。そして、いち社員である高山氏の取り組みから見えてきたのは、ホンダというメーカーの姿でもあった。 連載最終回は、高山氏にとっての”ホンダ”とは何か、これまでにめぐり逢った先輩諸氏の言葉を紡ぐことをもって結びとしたい。

ぼくにとってのキラキラ星はホンダで輝いていた

関連記事
2020/06/16

1986年7月に、モーターレク本部から青山本社ビルなどを管理する本田総合建物に異動し、ウエルカムプラザ青山の企画担当になりました。これまで経験してきたノウハウを活かしてほしいというものでした。まず最初[…]

関連記事
2020/06/19

ホンダの創業者・本田宗一郎さんは、最高で最大の広報・宣伝マンでした。青山本社のショールーム「Honda ウエルカムプラザ青山」には、たびたび訪れていました。1986年に、ウィリアムズホンダがコンストラ[…]

関連記事
2020/06/23

1996年、三樹書房の小林兼一氏が来社され、スーパーカブの書籍発行について相談を受けました。特集本と言えばスポーツバイクと決まっていた時代ですから、ビジネスバイクの代表でもあるスーパーカブの本を出して[…]

関連記事
2020/06/26

2009年の2月に、朝霞研究所から電話がありました。「面白いものを見せるから、すぐ朝霞に来い」というものでした。とりあえず駆けつけますと、何やらエンジンを組み立てている様子です。 主任研究員「これ、何[…]

関連記事
2020/06/30

スーパーカブは、人々の生活をより豊かにより便利に、生活に役立つバイクとして多くの人たちに支持され続けています。そして本田技研工業を一躍世界的な企業に押し上げた立役者でもあります。私とスーパーカブとの出[…]

あなたにおすすめの関連記事