フルカウルを軸にネイキッド、オフなど多彩なジャンルで賑わう150〜250ccクラス。近年盛り上がるアジア市場から、国産車/欧米車にはない魅力を持った高コスパ車が次々と上陸している。〈ラインナップ〉■GPX レジェンド250ツイン|ジェントルマンレーサー200|デーモン150GR ■ホンダCB190X|CRF150L ■ヤマハ XSR155|MT-15|WR155R ■カワサキ W175シリーズ
●文:沼尾宏明、中村友彦、田宮徹 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
- 1 GPX レジェンド250ツイン:タイからパラツインの刺客
- 2 GPX ジェントルマンレーサー200:ルックスも走りもバランス良好。コスパ激高のカフェレーサー
- 3 GPX デーモン150GR:シャレの利いたルックスに豪脚で固めたミニSS
- 4 五羊ホンダ CB190X[中国]フルパニアでこの価格だと⁉
- 5 ホンダ CRF150L[インドネシア]扱いやすい空冷に本格派の脚
- 6 ヤマハ XSR155[タイ]日本でも話題沸騰の軽二輪ヘリテージスポーツ
- 7 ヤマハ MT-15 ABS[インド]アグレッシブ顔にVVA搭載
- 8 ヤマハ WR155R[インドネシア]可変バルブ搭載の本格オフ
- 9 カワサキ W175/SE/カフェ/TR SE[インドネシア]エストレヤより小さく気軽で30万円切り
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GPX レジェンド250ツイン:タイからパラツインの刺客
’20年から日本での販売が始まる「レジェンド250ツイン」は、GPX初の並列2気筒車。スタイルはネオクラシックに分類できるものの、フロントのダブルディスクや倒立フォーク、前後17インチのキャストホイールからは、同社の運動性に対するこだわりが感じられる。
【GPX LEGEND 250 TWIN】■空冷4スト並列2気筒 234cc ■154kg シート高790mm 14.5L ●価格:41万8000円
GPX ジェントルマンレーサー200:ルックスも走りもバランス良好。コスパ激高のカフェレーサー
スチール製ダイヤモンドフレームに空冷単気筒エンジンを搭載するジェントルマン200には、バーハンドルのネイキッドと、ハーフカウル+セパハンを装備するレーサーが存在。どちらのモデルも気化器はキャブレターで、フロントキャリパーはラジアルマウント式。
【GPX GENTLEMAN RACER 200】■空冷4 スト単気筒SOHC2バルブ 197cc 11.5ps 1.34kg-m ■160kg シート高800mm 12L ●価格:42万9000円
GPX デーモン150GR:シャレの利いたルックスに豪脚で固めたミニSS
タイのメーカーが送るフルカウルミニで、某外国製SS風のルックスが楽しい。キャブ仕様の空冷単気筒を縦型に配置し、スチールトラスフレーム+KYB倒立フォークの本格的な車体に搭載。前後14インチの車格も絶妙だ。フルLEDライトやフル液晶メーターと装備も豪華だ。
【GPX DEMON 150GR】■空冷4スト単気筒SOHC 149cc 11.2ps 1.18kg-m ■130kg シート高780mm ●価格:34万9800円
五羊ホンダ CB190X[中国]フルパニアでこの価格だと⁉
中国の五羊ホンダが生産するモデルで、フルパニアにエンジン&ナックルガード、調整式スクリーン、センタースタンドを装備しながら40万円切りの価格を実現。走りも機能性も優れたホンダ”X”シリーズの末弟だ。トップケースは容量35L、サイドは各19L。USB電源ソケットも標準装備。
【WUYANG HONDA CB190X】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 184cc 15.9ps/8000rpm 1.53kg-m/7000rpm ■148kg シート高790mm 14L ■タイヤF=110/70R17 R=140/70R17 ●価格:37万9000円(バイク館SOX)
大容量35Lのトップケースに左右各19Lのサイドケースを標準装備。たたずまいは完全にアドベンチャーツアラーだ。
ホンダ CRF150L[インドネシア]扱いやすい空冷に本格派の脚
FI採用の空冷SOHC単気筒にSHOWA製φ37mm倒立フォーク+前後ウェーブディスクなど現代的な車体を組み合わせたデュアルパーパス車。車重はCRF250Lよりも22kg軽く、振り回しやすい。前後200mmのホイールトラベルでオフロード走行も安心だ。インドネシアのPT アストラホンダが生産する。
【PT ASTRA HONDA CRF150L】空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 149cc 12.9pc 1.3kg-m ■122kg シート高 869mm 7.2L ●価格:39万9000円(バイク館SOX)
ヤマハ XSR155[タイ]日本でも話題沸騰の軽二輪ヘリテージスポーツ
タイで発売されたヤマハ・ヘリテイジスポーツの軽二輪版。MT-15をベースとしており、エンジンは可変バルブ機構VVAやアシスト&スリッパークラッチを装備する。車体はツインスパーフレームに倒立フォークとされ、現地ではカスタムも盛り上がっている。
【YAMAHA XSR155】■水冷4スト単気筒SOHC4バルブ 155cc 19.3ps/10000rpm ■134kg シート高810mm 10L ■タイヤF=110/70-17 R=140/70-17 ●価格:39万9000円(バイク館SOX)
車体色ごとにシート色も変わる。ツインスパーフレームも違和感ナシ!
ヤマハ MT-15 ABS[インド]アグレッシブ顔にVVA搭載
MT-25/03 に先駆けてLED ライトの睨み系フェイスを採用。可変バルブ機構VVAを搭載する、R15 やXSR155の兄弟車だ。仕向け地によって倒立/正立フォークなど装備が変わる。インド生産車だ。
【YAMAHA MT-15 ABS】■水冷4スト単気筒SOHC4バルブ 19.3ps 1.5kg-m ■138kg シート高810mm 10L ●価格:30万9000円(バイク館SOX)
ヤマハ WR155R[インドネシア]可変バルブ搭載の本格オフ
インドネシア発のオフロードモデルで、XSR155 と同じVVA搭載の水冷単気筒エンジンを採用。セロー250 がファイナルとなった今、新たな選択肢となるか。セミダブルクレードルフレームに 正立フォーク、ウェーブディスク、デジタルメーターなどを装備する。
【YAMAHA WR155R】■水冷4スト単気筒SOHC4バルブ 155cc 16ps 1.4kg-m ■134kg シート高880mm 8.1L ●価格:39万9000円(バイク館SOX)
カワサキ W175/SE/カフェ/TR SE[インドネシア]エストレヤより小さく気軽で30万円切り
エストレヤのスモール版ともいえる、カワサキインドネシアのスタンダードモデル。キャブレター+空冷2バルブの単気筒は13psを発揮。ビキニカウルのカフェレーサー、スクランブラーモデルのTRも登場。TRは車高も上がっている。
【KAWASAKI W175/SE/CAFE/TR SE】■空冷4スト単気筒SOHC2バルブ 177cc 13ps/7500rpm 1.3kg-m/6000rpm ■126kg シート高775mm 13.5L ■タイヤ F=80/100-17 R=100/90-17 ●価格:28万9000円~(バイク館SOX) ※諸元はSE
速くはないがキャブ車の味わいを残す走りはとにかく気持ちいい。
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現実的なプライスながら、チープさは全くなく、スモールサイズなので走りも軽快――まるで日本の軽自動車のようなバイクが、世界中でヒットを飛ばしている。国産ではヤマハXSR155やホンダADV150、スズキ[…]
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