サンメカ上手はトランポ上手

今の時代、バイク用トランポにもドライブレコーダーは必須【グルドラDミラー】

昨年のTVニュースでも大きな話題となったのが「あおり運転」による重大事故の発生である。ぼくが知る限り、自動車やバイクの運転を始めた70年代当時から、このようなあおり行為は何度も受けた記憶があるので、今さらながらな感はあるが、現代には「ドライブレコーダー」という装備がある。ぼくのトランポ・サンバーにて愛用している「グルドラDミラー」を紹介しよう。


●文/写真:田口勝己 ●写真:栗田晃 ●取材協力:プロテクタ愛知 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

2018年の末、バイク用トランポーターをハイエースファミリーからスバルサンバーファミリーへと乗り換えた際に、ネット通販で格安(でもない)ドライブレコーダーを購入。前後カメラを装備していたので、バックで駐車するときやバック走行の際には心強いアイテムだった。

しかし、購入直後には内蔵バッテリーが不調になり、日時を設定し直しても、一度でも電源を切ると2018年1月1日へと戻ってしまうアリサマ。一度取り付けてしまうと、購入元へクレームをつけるのが面倒くさく、結果的には日時表示を設定で消して利用することに……。

この日時設定は、ぼくのように時間優先で移動する仕事では必要不可欠。そんな折、愛知県のプロテクタが販売する商品が良いとの噂を聞き、新体制で臨む仕事が円滑に進むように、同商品「グルドラDミラー」を購入した。

リアカメラやGPSセンサーを搭載できるフルオプション仕様を購入。別体リアカメラの取り付けにはコツがいるが、以前のダメなやつも別体リアカメラだったので、取り外しながら新しいカメラを取り付けるといった安易な方法で取り付け完了。

説明書にしたがって配線し、作動確認も良好でしたが、シガライター電源の使い勝手が良くないため、ドラレコ電源は、新たにダッシュボード裏にシガライター電源を追加し接続。くれぐれもプラス/マイナスの極性を間違えないように、電源増設時にはテスターを使いましょう。

さて、実際の作動性は、すこぶる良好!! GPSセンサーがあるからこその機能はもちろん、走行中にフラフラして車体がセンターラインに近づくと警告音が鳴る!! といった機能まで付いている。

薄暮の時間帯はもちろん、ほぼまっ暗な時間環境でも、僅かな明かりを頼りに相当な明るさでカメラ映像を映し出してくれるドライブレコーダー「グルドラDミラー」。プロテクタ愛知で購入した。モニター本体はルームミラー兼用タイプ。フェザータッチのスイッチ切り替えで通常のルームミラー、バックモニター、フロントモニターになる。おっさんユーザーには理解しやすい説明書なのも嬉しい。

ぼくが一番気に入ったのは、リアカメラの「アングル変更機能」だ。カメラの位置や角度は変わらないのに、バック信号が入ると工学的にカメラの向きが下向きになってモニター角度が変わり、子供などがクルマのテールゲート下やリアバンパーあたりに隠れていないか? が一目瞭然になるのだ。

リアカメラに切り替えると後方視界が良好になる。

バックギヤに入れるとカメラの位置は変化しないままで、後方視界は「地面側をモニター」する。駐車目安の線も入り、使い勝手は素晴らしい。この機能はお気に入りだ。

すでに3ヶ月近く利用しているが、その使い勝手の良さには驚いてます。ワンボックスボディのトランポを使っているみなさん、自身の安全のためにも、ドラレコの取り付けはお勧め、超オススメですよ!!

グルドラDミラー本体と付属品

純正ルームミラーのサイズに対応。バックカメラはバックランプ電源を入力することでリアモニターにもなる。とにかく使い勝手は良好だ。

ルームミラー本体に付く高感度で鮮明なレンズは伸び縮みする。

GPSセンサーを取り付けられる充実さ。正直、普通に使うなら十分以上の機能付きだ。通常のルームミラー時でも時計機能を使える設定があれば、ぼくの使い勝手には最高でした。

電源はシガライターのみ、内部に電池が仕込まれているのか? セットアップ後に電源を切っても、デフォルト設定に戻ってしまうこともない。以前使っていたのはダメだったなぁ……

取り付け作業の記録

配線を通す穴がないスバルサンバー箱車のテールゲート。外側から見えない部分に小さな穴加工を行いカメラ本体をセットアップ( 強力両面テープ)。バックランプの電源に配線を割込ませる。

バックランプの電源にリアカメラハーネスの配線の片側(2本の配線がある)を割り込ませる。ここで割り込ませに使う取り出し端子( 通称配線ダニ) は自分で用意する。プラス側の線だけ接続。

リアカメラをマウントするテールゲートは開け閉めするため、リアカメラ用ケーブルはウインドウォッシャー通路に沿わせながら抱き合わせレイアウトで取り回した。接続端子はピラー内に押し込んだ。

テールゲートのメッキ取っ手の陰にリアカメラをマウント。強力両面テープを利用し固定するのでボディの添付面は拭き取り清掃しておこう。上下の振りはボルト締めなので任意に調整可能。

一般的な高級車ならルームミラーボディが厚いため容易に取り付けられると思うが、軽自動車の安っちいミラーボディは薄く取り付け困難なので、ミラー裏にスポンジを貼ってガタを吸収した。

フロントピラーの内装カバーを取り外し、電源線やGPSセンサー線を見えないように取り回した。バックカメラのケーブルもルーフカバーを部分的に外して見えないように取り回した。

シガライター電源なので、差し込むだけで利用可能。しかし、携帯の充電などなど、その他で使い勝手が良くないので、ドラレコ電源はダッシュボード裏に取り回し配線することにした。

使い心地をチェック

GPSセンサー機能があるので(フルオプション製品を購入しました)緯度や経度はもちろん、走行スピードや標高も確認できるようだ。こんな機能こそあってほしい、と考えている方々には、嬉しい内容だと思う。

内蔵電池で作動するのだと思うが、停車中でもGセンサーが働くと撮影録画を開始。イタズラ防止機能も十分だ。インジケータ音の大きさも調整できるので走行中に気になることはない。

電源を差し込み、キーをひねると、チャラララァ~♪ってサウンドと同時にモニターが映る。説明書を見ながら各種設定開始。想像以上に使い勝手が良く、以前使っていたドラレコとは違う!!

ドラレコ装着による抑止効果を高めるために、マシシ工房撮影時に「録画中」のカッティングデカールを製作して頂いた。なんとなくカメラの頭には「C」と入れてみました。

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