ハーレーダビッドソンのオールドスクールカスタム専門店とも言える遠藤自動車サービス(群馬県太田市)。販売形態は基本的に3種類で、すでに完成した車両から選ぶ「ストック」、そして「セミオーダー「と「フルオーダー」という選択がある。今回紹介するのはフルオーダー。ユーザーの思いと遠藤自動車の技が光る1台に仕上がっている。
●取材協力:遠藤自動車サービス ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン2020年モデルと最新カスタムを一挙紹介する『WITH HARLEY(ウィズハーレー)』vol.2が新発売!! まずはLOWRIDER(ローライダー)、FXDR114、DELUXE[…]
フルオーダーのカスタムで仕上げられた逸品
セミオーダーとは、すでに用意のある標準的なカスタムをベースに仕上げていくものだが、今回紹介するのは「フルオーダー」された1台だ。オーナーからの要望は自分の誕生年と同じ年式のエンジンを使用し、フレームから外装まですべて細かくオーダーを受け入れる。そして、約1年という製作期間を経て納車されるというものである。
使用されたエンジンは、1984年のショベルヘッド。ショベル最後期のモーターで、排気量は1340ccである。もちろんすべて分解し、オーバーホールと同時に外観も磨き込むという徹底ぶり。エンジン以外のパーツはすべて新品で組み上げられているので、そのクオリティは新車同様と言ってもよい。
オールドスクールカスタムとしてのこだわりは、74スプリンンガーフォークに代表されるが、遠藤自動車が製作するカスタムでの装着率は高く、そのセッティングは常に高バランスで仕上げられている。スプリンガーフォークは、組み立て方ひとつでその機能性を失ってしまう繊細なパーツでもあるのだ。フロントブレーキにはディスクを選ばず、コンパクトなドラムブレーキを装備する点も、オーナーのこだわりであろう。オールドテイストを強調すると同時に、フォークへの負担も軽減できる上手いチョイスと言える。
シンプルで乗りやすそうな印象のカスタムは、見事な仕上がりである。
あなたにおすすめの関連記事
寒くなったらハーレーに乗らない? バイク好きで知られる俳優・岩城滉一さんに、それはまったく理解できない。どんなに気温が下がろうとも、縦横無尽に日本列島を駆け回りキャンプツーリングを愉しむ。凍てつく寒さ[…]
これまでのハーレーにはない、純然たるスポーツバイクとしてラインナップに加わったストリート750は、ライトウエイトスポーツとして、さらに進化させたモデルを生み出した。それがこの「ストリートロッド」だ。オ[…]
ハーレーダビッドソンの公式カスタムコンテスト「バトル・オブ・ザ・キングス」で、2年連続で優勝したハーレーダビッドソン静岡。彼らがXL1200CXロードスターをベースとしたカフェカスタムを製作した。上質[…]
前後2カメラGPS 搭載の性能に大満足!! フルHD の鮮明な映像は、ツーリングの楽しい思い出を記録するだけでなく、万一の時には自分の身を守る強い味方になってくれる。ミツバサンコーワのEDRシリーズは[…]
女性ならではのワガママいっぱい。開放感も最高! ハーレーダビッドソン三鷹による女性だけのツーリングは、これまでに何度も実施されていて、その楽しさは女性ならではとのこと。女性ライダーにとっては、「走って[…]
最新の記事
- 「メッチャうれしい」「胸熱だねぇ」RACERS(レーサーズ)最初期タイトル10冊が再販決定!
- アメリカ初導入はポリス仕様! ホンダ「NT1100 ポリス」北米仕様が登場、価格は約220万円
- ’70sヨシムラが放った世界初のバイク用『集合管』の衝撃【昭和エモ伝Vol.6】
- 東京湾アクアラインの通行料が最大2倍に! 深夜帯は半額の時間帯別 新料金制度を来年4月に導入……〈多事走論〉from Nom
- ヤマハが「YZF-R7」国内2025年モデルを12/5発売! 北米で先行登場のニューカラー×2色