遠藤自動車サービスの腕が光る
ハーレーオーナーのこだわりを反映したフルオーダーカスタム・’84ショベルヘッド
- 2020/2/11
ハーレーダビッドソンのオールドスクールカスタム専門店とも言える遠藤自動車サービス(群馬県太田市)。販売形態は基本的に3種類で、すでに完成した車両から選ぶ「ストック」、そして「セミオーダー「と「フルオーダー」という選択がある。今回紹介するのはフルオーダー。ユーザーの思いと遠藤自動車の技が光る1台に仕上がっている。
●取材協力:遠藤自動車サービス
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フルオーダーのカスタムで仕上げられた逸品
セミオーダーとは、すでに用意のある標準的なカスタムをベースに仕上げていくものだが、今回紹介するのは「フルオーダー」された1台だ。オーナーからの要望は自分の誕生年と同じ年式のエンジンを使用し、フレームから外装まですべて細かくオーダーを受け入れる。そして、約1年という製作期間を経て納車されるというものである。
使用されたエンジンは、1984年のショベルヘッド。ショベル最後期のモーターで、排気量は1340ccである。もちろんすべて分解し、オーバーホールと同時に外観も磨き込むという徹底ぶり。エンジン以外のパーツはすべて新品で組み上げられているので、そのクオリティは新車同様と言ってもよい。
オールドスクールカスタムとしてのこだわりは、74スプリンンガーフォークに代表されるが、遠藤自動車が製作するカスタムでの装着率は高く、そのセッティングは常に高バランスで仕上げられている。スプリンガーフォークは、組み立て方ひとつでその機能性を失ってしまう繊細なパーツでもあるのだ。フロントブレーキにはディスクを選ばず、コンパクトなドラムブレーキを装備する点も、オーナーのこだわりであろう。オールドテイストを強調すると同時に、フォークへの負担も軽減できる上手いチョイスと言える。
シンプルで乗りやすそうな印象のカスタムは、見事な仕上がりである。
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