「マイパフォーマンス」は、山梨にあるハーレー専門店。扱う車種は、基本的にエボリューション以前のモデルだけだから、言わば旧車である。でもそこに集うフリークは、初心者もベテランも走ることが大好きなライダーばかり。今回はショップが主催する静岡県清水港へのお気軽ランチツーリングに同行した。
●文/写真:森下光紹 ●取材協力:マイパフォーマンス ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン2020年モデルと最新カスタムを一挙紹介する『WITH HARLEY(ウィズハーレー)』vol.2が新発売!! まずはLOWRIDER(ローライダー)、FXDR114、DELUXE[…]
旧車の魅力を探りたいのなら、一緒に走って確かめるのも良い方法かもね
マイパフォーマンスのフロントマンである本間さんは、とにかくツーリングが大好き。なんと数年前に大企業を退職してこのショップのスタッフになったという。それほどハーレーが大好き、ツーリングが3度のメシよりも好きなのだ。
さて、目的地は静岡県清水と聞いて、「ははーん、これは上手い食堂目指して走るわけだな」と思い尋ねてみると、大正解。近海物の魚が美味い清水港の「宮本商店」がこの日の目的地なのだった。
当日の参加者は7名。直前まで天気が安定しなかったが、この日は朝から晴れていた。実は過去2回も雨天延期になっていたツーリングなのだが、迷って参加しなかったライダーは残念だっただろうね、なんて笑いながら、集合場所であるショップを後にする。
山梨から静岡の清水に向かうには、国道52号線を南下するルートが一般的だったが、この数年、そのルート上に高速道路が伸びてきた。中部横断道路である。まだすべて開通するには時間がかかりそうだが、一部利用するだけでもかなりの時間短縮になり、目的地には早く到着する。つまり美味いランチには早く着くほうが良いに決まっているので、行きは高速、帰りは一般道というルートが組まれたのだった。
先頭はいつも本間さんである。マイパフォーマンスの頼れるフロントマン。所有するハーレーは、奥様のものも合わせるといったい何台あるのやら。お店主催のツーリングでは、いつもヘリテイジソフテイルスプリンガーに乗っている。
メンバーは、ベテランから初心者まで様々。女性ライダーも参加している。納車してまだ間がないリジットカスタム乗りも、ドキドキしながら参加。でもそんな新鮮な気持ちが何だか羨ましい。バイクツーリングは、このドキドキ感がたまらないものだから。
一度の休憩を挟んで清水に到着。高速道路は空いていて、快適なクルージングを楽しんだ。7人ぐらいのメンバーなら、昼食の店も予約なしでOKだし、なにしろ気軽だ。みな適当に座って好みのメニューを注文。そして、お腹がいっぱいになると、早々に帰ることとなった。
「いいね、こんなに気楽なツーリングならいつでも行こうよ。あまり大勢じゃないほうがいいな」
帰りは一般道。途中で道の駅に立ち寄り、お土産を買っても明るいうちに家に着く。そんなツーリングだからまた参加しようという気にもなるし、旧車のコンディション維持にも最高なのだと思う。
「やっぱり乗るとだんだん慣れてくるし、一人じゃ不安でも、仲間がいるからなんだか安心して走れました」
「普段は家族や友達だけで走っているけど、ショップ主催のツーリングは新鮮な気分でツーリングできますね。そこも楽しいかな」
あなたにおすすめの関連記事
愛知県三河地区に位置する「ハーレーダビッドソン知立」。その特長は、大規模な店舗を活かした多彩な展示車両、試乗車、そして高い技能をもつ多数のスタッフが存在することだろう。担当ごとに特化したスペシャリスト[…]
セミオーダーとは、すでに用意のある標準的なカスタムをベースに仕上げていくものだが、今回紹介するのは「フルオーダー」された1台だ。オーナーからの要望は自分の誕生年と同じ年式のエンジンを使用し、フレームか[…]
寒くなったらハーレーに乗らない? バイク好きで知られる俳優・岩城滉一さんに、それはまったく理解できない。どんなに気温が下がろうとも、縦横無尽に日本列島を駆け回りキャンプツーリングを愉しむ。凍てつく寒さ[…]
これまでのハーレーにはない、純然たるスポーツバイクとしてラインナップに加わったストリート750は、ライトウエイトスポーツとして、さらに進化させたモデルを生み出した。それがこの「ストリートロッド」だ。オ[…]
ハーレーダビッドソンの公式カスタムコンテスト「バトル・オブ・ザ・キングス」で、2年連続で優勝したハーレーダビッドソン静岡。彼らがXL1200CXロードスターをベースとしたカフェカスタムを製作した。上質[…]
最新の記事
- ホンダ新型「CT125ハンターカブ」登場! 一部仕様変更とニューカラーを設定して12/12発売
- ホンダ新型「GB350C」は66万8800円で10月10日発売!! クラシカルな意匠でマフラーやシートの造りも異なる
- ヤマハ「YZF-R125」「YZF-R7」に2025年のニューカラー! 日本にも導入ほぼ確実か
- ヤマハ新型「YZF-R3」登場! ウイングレット採用でR9と並ぶ最新デザインへ
- あるぞ150万円切り?! ヤマハが「YZF-R9」を正式発表、3気筒エンジンを歴代最軽量デルタボックスフレームに搭載
写真をまとめて見る
- 1
- 2