CBR400R、CB400SF/SB、400X
’20新車バイク総覧〈300〜400ccミドル|国産車#3/4〉ホンダ
- 2020/3/1
一時はラインナップを減らしたが、近年すっかり勢いを取り戻した400㏄スポーツ。250よりパワフルで600より扱いやすい、国内ではジャストサイズのクラスと言えるだろう。前ページのカワサキ車に引き続き、本ページではホンダの万能スポーツ・CBR400R、定番ネイキッドCB400SF/SB、クロスオーバー400Xを紹介する。
●文:沼尾宏明、宮田健一
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CBR400R:外見は鋭いが中身は優等生
’13年に登場した親しみやすい万能スポーツ「CBR400R」が、’19年型で「より刺激的に、より自由自在に」をキーワードに大幅熟成した。吸排気系やバルブタイミング&リフト量の最適化により、豊かな低中速トルクを発生するパラツインは、汎用性抜群。軽く、しなやかな鋼管ダイヤモンドフレームに加え、φ41mm正立フォークと分離加圧タイプのリンク式リヤサスの足まわりは、乗り心地が優しい。ハンドルはトップブリッジ下にマウントするものの、ライポジはやや前傾する程度。しかもバックステップではないため、ロングランでも使いやすい。’19モデルでCBR250RRと見紛うスタイルを獲得しながら、実に間口が広く、400らしいマシンだ。’20年型として新色の発表が予想される。

【’19 HONDA CBR400R】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 399cc 46ps/9000rpm 3.9kg-m/7500rpm ■192kg(装備) シート高785mm 17L ■タイヤ F=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●価格:80万8500円 ●:販売中
CB400 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR:シックなマットシルバーが受注限定で追加
今や普通二輪免許で乗れる唯一の水冷直4エンジンとなった「CB400SF/SB」。そのエンジンは6300~6750rpmを境に2→4バルブへと切り替わるHYPER VTEC Revoを搭載している。’19でカラーリング変更とともにタイプ設定が見直され、全車ABS仕様のみとなった。なお、カウル付きのSBにはETC2.0車載器とグリップヒーターも標準装備。’20モデルは、’19モデルの車体色を継続するとともに、SFには燃料タンクとシートカウルにローコントラストのストライプを採用し、シリンダーヘッドカバーや前後ホイールの色をブラウンゴールドとした「マットベータシルバーメタリック」を2020年5月31日までの受注期間限定として追加設定。

【’20 HONDA CB400SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 399cc 56ps/11000rpm 4.0kg-m/9500rpm ■201kg(装備) シート高755mm 18L ■タイヤF=120/60ZR17 R=160/60ZR17 ※諸元はCB400SF ●価格:88万4400円~108万4600円 ●販売中
400X:フロント19インチ化でアドベンチャー性能を強化
CBR400R系の並列2気筒エンジンを搭載したクロスオーバーモデル「400X」は、’19年にマイナーチェンジ。フロントホイールサイズが19インチとなり、フラットダートでの走破性が高められた。またアシストスリッパークラッチも新たに採用されて扱いやすさが増している。灯火類もすべてLED化されたほか、メーターにギヤポジション表示も追加。

【’19 HONDA 400X】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 399cc 46ps/9000rpm 3.9kg-m/7500rpm ■196kg(装備) シート高800mm 17L ■タイヤF=110/80R19 R=160/60R17 ●価格:82万6100円 ●販売中
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