Ninja400、Z400

’20新車バイク総覧〈300〜400ccミドル|国産車#2/4〉カワサキ

  • 2020/2/29
’20新車バイク総覧〈300〜400ccミドル|国産車#2/4〉カワサキ

一時はラインナップを減らしたが、近年すっかり勢いを取り戻した400㏄スポーツ。250よりパワフルで600より扱いやすい、国内ではジャストサイズのクラスと言えるだろう。本ページではカワサキの2台、ヒットした新生ニンジャ400と最新のZフェイスと手に入れたZ400を紹介する。

●文:沼尾宏明、宮田健一

Ninja 400:まさにSS、250㏄の軽さ+ハイパワーのトガッた走り

従来の650ベースと決別し、’18年に完全刷新で投入された「Ninja 400」。同年の400クラスでベストセラーを記録した後、’19上半期でも販売1位を堅持している。人気の秘密は、軽快かつパワフルな走りだ。ヤマハYZF-R3の手法をさらに過激化し、Ninja 250とほぼ共通の鋼管トレリスフレームに専用設計の398cc並列ツインを搭載。250からわずか+1kgに過ぎない167kgの車体に、ツイン勢最高の48psを誇り、圧倒的な動力性能を示す。往年の400直列4気筒レプリカより中低速トルクが太いのも美点だ。足まわりは剛性の高いφ41mm正立フォークとリンク式リヤサスで武装。バイアスタイヤを履く250に対し、ラジアルのダンロップ製GPR-300を採用し、サイズも10mm太い150mm幅となる。街乗りはもちろん、本気スポーツもOKだ。’20年型は車体色を総入れ替え。新色の白と黒を投入した。

カワサキ Ninja400

【’20 KAWASAKI Ninja 400】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm ■167kg(装備) シート高785mm 14L ■タイヤF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:72万6000円 ●販売中

カワサキ Ninja 400

’20年型STDは従来の黒×灰、赤×灰から車体色を一新。サイドカウルやリムに赤をあしらったスポーティなパール白×メタリック黒、ゴールドのラインが映えるシックなメタリック黒×ツヤ消し灰を用意した。

カワサキ Ninja400

大型クラスと共通の高級感溢れるアナログ+反転液晶メーター。ギヤ段数や燃料計も示す。ハンドルはトップブリッジ上でツーリングもラク。

カワサキ Ninja400

H2と同じく、スイングアームピボットとリヤサスマウントを兼ねるプレートをエンジン背面に結合。効果的にエンジンを構造部材とし、剛性と軽さを両立した。

カワサキ Ninja400

【ダントツで速い 400スポーツKING】2気筒の現行250&400で、Ninja400は間違いなく最速。本誌テストでは、0-100km/h加速で唯一5秒を切り、ゼロヨン、0→1000m加速も1位だった。筑波サーキットコース1000では39秒510をマーク。2位のCBR250RRに1.1秒もの差をつけた。

【’20 KAWASAKI Ninja400 KRT Edition】
上位モデルのZX-RやNinjaシリーズと共通のSBKワークスチームカラーを施したバージョン。’20年型では、サイドカウルにハニカム柄のグラフィックをあしらい、アッパーやアンダーカウルに赤の挿し色が入る。色名はライムグリーン×エボニー。主要諸元はSTDと共通で、価格も同一だ。

’20 KAWASAKI Ninja400 KRT Edition

【’20 KAWASAKI Ninja400 KRT Edition】●価格:72万6000円 ●販売中

Z400:最新のZ系フェイス

Ninja 400と共通の並列2気筒エンジンと車体を持つスポーツネイキッド。LEDヘッドライトとなったフロントフェイスは最新のZ H2に通じるデザインで、トレリスフレームはニンジャH2からインスパイアを受けたリヤサスマウント構造を持つ。またアシスト&スリッパークラッチは先代から改良され20%軽い力でレバーを操作できるように進化。フロントブレーキはZ1000と同径のΦ310mmセミフローティングペタルディスクを採用し、ニッシン製ABSが標準装備。Z250ともほとんどのパーツを共有するが、400ではタイヤがラジアルタイヤになるなど排気量に合わせてグレードアップ。

カワサキ Z400

【’20 KAWASAKI Z400】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 398cc 48ps/10000rpm 3.9kg-m/8000rpm ■166kg(装備) シート高785mm 14L ■タイヤF=110/70R17 R=150/60R17 ●価格:68万2000円 ●販売中

カワサキ Z400

国内仕様’20モデルは’19年11月から既に販売されている。グレー×ブラックとオレンジ×ブラックの新色2本立てだ。

カワサキ Z400

メーター内にはオプションのETC2.0車載器の状態も表示してくれる。

日本の道路事情に最適なパワーとサイズを持つ400ccクラス。次ページではホンダのCBR400R、CB400SF/SB、400Xを紹介する。

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