Z900、Z650

’20新車バイク総覧〈大型ネイキッド|国産車#2/5〉カワサキ-2

  • 2020/2/9
’20新車バイク総覧〈大型ネイキッド|国産車#2/5〉カワサキ-2

攻撃的なルックスを持つビッグネイキッド群。リッターモデルはスーパースポーツ由来の強心臓を積むモデルが多く、「ストリートファイター」や「スーパーNK」とも呼ばれる。一方、ミドルネイキッドはフレンドリーさがウリだ。前ページのZ H2、Z1000に続き、カワサキの’20年型ネイキッドモデル「Z900」「Z650」を紹介する。

●文:沼尾宏明、宮田健一
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イージーに速い、ダウンサイズZ〈Z900〉

Z1000の直列4気筒をボアダウンで948ccとし、軽量な鋼管フレームに積んだ快速ファイター。必要十分な125psのパワーに加え、アルミフレームのZ1000より8kg軽くコンパクトな車体が持ち味だ。’20年型で、’17年の初代デビュー以来初となるビッグマイナーチェンジ。「エキサイティング&イージー」のコンセプトを堅持しつつ、電脳を一挙に充実させた。従来型はエンジンモードやトラクションコントロールが非装備だったが、新型では両者が連動する統合型ライディングモードを投入。メーターもスマホ連動のカラー液晶を導入している。排気系の変更でユーロ5に対応し、車体やサス設定も熟成。タイヤはダンロップ製ロードスポーツ2となり、評判の高いハンドリングを一段と強化した。外装もシャープになり、まさに全方位的に進化。しかも価格は旧型から7.7万円増に過ぎないのだからお買い得だ。

カワサキ Z900

【’20 KAWASAKI Z900】 ■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 948cc 125ps/9500rpm 10.0kg-m/7700rpm ■213kg(装備) シート高800mm 17L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:104万5000円 ●発売中

カワサキ Z900

カワサキ Z900

国内には、緑フレームの灰×黒、黒×ツヤ消し黒の2色が設定される。

カワサキ Z900

欧州仕様では5カラーを設定。残念ながらこの3色は国内には導入されていない。

カワサキ Z900

TFTカラー液晶メーターを新たに獲得。スマホと接続でき、車体情報や電話の着信履歴を表示できる。Z 初となる走行モード×4パターンの設定もカンタンだ。Ninja 1000 SXや親玉Z H2のようなスポーツ表示モードは非搭載ながら、ユニット自体は共通品となる。

カワサキ Z900

ハロゲンだったヘッドライトとウインカーほか灯火類を全てLEDに。顔やシュラウド、アンダーカウルは一層シャープ化された。

カワサキ Z900

ピボット周辺の剛性をアップし、倒立フォーク&水平マウントリヤサスの設定も変更。軽快感と快適性の向上を図った。

凄みも機能性も進化〈Z650〉

直列4気筒の兄貴分に対し、並列2気筒を積む軽快ミドル「Z650」。ER-6nの後継機として’17年にデビューし、往年の名車=Z650(愛称ザッパー)と同じネーミングを襲名した。基本構成はフルカウルのNinja650と共有するが、ハンドルマウントのヘッドライトを採用。軽快なスタイルと5㎏軽い車重が美点だ。’20年型では、やや独自色の強かったスタイルをZシリーズ共通のエッジ系に刷新。LEDヘッドライトの採用で小顔化に成功し、Z900と同様のカラー液晶メーターも備えた。エンジンはNinja650と同様、最大トルクが6.6kg-m/6500rpm→6.5kg-m/6700rpmと微減したが、中速トルクを向上し、最高出力をキープ。さらにリヤシートは中央の厚みを+5mm、サイドを+10mmとし、快適性を向上した。新型は、シリーズ特有のSUGOMIデザインをより濃厚に注入。機能性も一段と高めている。

カワサキ Z650

【’20 KAWASAKI Z650】■水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 649cc 68ps/8000rpm 6.4kg-m/6700rpm ■189kg(装備) シート高790mm 15L ■タイヤF=120/70ZR17 R=160/60ZR17 ●価格:84万7000円 ●発売中

カワサキ Z650

グラフィックを施した黒×ツヤ消し黒、白×黒は、ライムのフレームを採用する。ソリッドカラーの黒とライムは、シンプルな黒フレームだ(この3色は国内導入なし)。

カワサキ Z650

ヘッドライトはLED化とともに形状を変更。Z H2風の顔になった。同時にタンク周辺のデザインを刷新し、エンジンをブラック化。「凄み」度を増している。LEDウインカーはオプションとなる。Z字に輝くLEDテールは従来から継続!

カワサキ Z650

このクラスでは珍しいカラー液晶をNinja650と揃って導入。4.5インチ液晶の背景は白、黒に変更できる。ブルートゥース接続も完備し、スマホ内で整備スケジュールの確認や各種セッティングも可能。

カワサキ Z650

エンジンは、キャタライザーの容量をアップし、エキパイとサイレンサー形状を変更。中速トルクを増加しつつ、排ガス規制に対応した。

充実の大型ネイキッドスポーツクラス、カワサキの4台に続いては、ヤマハのMT-10/09/07が登場する。お楽しみに。

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