いまだニンジャ旋風継続中

’20新車バイク総覧〈300〜400ccミドル|国産車#1/4〉新車展望


●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

いまだNinja旋風は継続中。クラス唯一の倒立ネイキッドも登場

日本の道路事情に最適なパワーとサイズを持つ400ccスポーツ。車検が必要なため、維持費は大型とほぼ変わらないものの、250よりパワフル、600より扱いやすく、1台で何役もこなしたい人にお勧めだ。もちろん普通2輪免許で乗れるのも大きい。

400ccという排気量は、’75年の中型二輪免許導入以降、生み出されたもの。’97年に大型二輪免許が導入されるまで国内のバイクシーンを牽引してきた。そんな中型全盛期である’92年の初代からほぼ常にベストセラーを続けているのが、直列4気筒ネイキッドのCB400SF。まさにクラスを象徴する1台だ。

’20 HONDA CB400 SUPER FOUR

そんな中、’18年に異変発生。ヨンヒャク久々の新作=Ninja 400が圧倒的支持を受け、王者CBを大きく上回る販売台数を記録したのだ。さらに’19年はCBR400R、YZF‐R3とフルカウル勢が立て続けにモデルチェンジ。ネイキッドではNinjaの兄弟車、新型Z400も登場した。

’20 KAWASAKI Ninja 400

’19 HONDA CBR400R

’20 YAMAHA YZF-R3

’20 KAWASAKI Z400 KRT EDITION

これに続き、’20年はMT-03がビッグチェンジ。新型YZF-R3にならい、国産クラス唯一の倒立フォークを獲得。デザインも鋭さを増した。ネイキッドも選び甲斐が増えたことになる。

’20 YAMAHA MT-03

’20国産新車バイク完全アルバム〈400ccミドルクラス編〉、次ページではカワサキのNinja 400とZ400を紹介する。

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