原付二種クラスは125ccを中心に近頃大人気。コストパフォーマンスの良さに加え近年のアジア市場の拡大も相まって、ラインナップは増加の一途だ。前ページのスクーター編〈ヤマハ|スズキ〉に引き続き、本ページではホンダのPCXシリーズ/リード125/ディオ110/ベンリィ110を紹介する。
●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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ホンダ PCXシリーズ:内燃、ハイブリッド、フルEVが揃う
PCXシリーズは、安定性に優れる前後14インチホイールのボディを基本とし、原付二種クラスで一番人気を誇る「PCX(125)」を筆頭に、高速道路も走行可能な150、2輪量産車初となるハイブリッド、そしてフルEVのエレクトリックと4バリエーションが揃っている。ここでは原付二種区分のPCX(125)とPCXハイブリッドを紹介する(PCX 150とPCX エレクトリックは別ページにて)。
灯火類はフルLED。吊り上がったフェイス部やX字状に光るテールランプで精悍なイメージだ。
PCXシリーズ共通デザインのメーターは、主に液晶部分の表示内容が異なる。
PCX (125):シリーズの基本形
「PCX (125)」はシリーズの基本形。燃費性能と環境性能に優れる水冷のeSPエンジンを搭載し、アイドリングストップ機構も装備。ねじれ剛性に優れたダブルクレードルフレームを持ち、先代よりワイドトレッド化された14インチホイールで安定した走りを実現している。125にABSは無く、代わりに前後連動ブレーキが標準装備となっている。’20年5月31日までの受注期間限定でマットカラーの2色も選べる。
【’20 HONDA PCX】■水冷4スト単気筒SOHC 124cc 12ps/8500rpm 1.2kg-m/5000rpm ■130kg(装備) シート高764mm 8L ■タイヤF=100/80-14 R=120/70-14 ●価格:34万8700円~ ●販売中
カラーバリエーションは、限定2色(マットイオンブルーメタリック、マットギャラクシーブラックメタリック)と標準4色(キャンディラスターレッド、ブライドブロンズメタリック、パールジャスミンホワイト、ポセイドンブラックメタリック)
125、ハイブリッド、150には環境性能に優れたeSPエンジンを採用。
PCXハイブリッド:こちらは受注生産販売
「ハイブリッド」は、125cc版のeSPエンジンに加えACGスターターをモーター代わりとしてアシストに使うマイルド方式のシステムを採用。走行シーンや好みに応じて3モードが選べるようになっている。
【’18 HONDA PCX HYBRID】■124cc+モーター ■13.9ps 1.64kg-m ■135kg ●価格:44万円 ●販売中
ACGジェネレーター(交流発電機)スターターをアシスト用に兼用することでハイブリッド化を実現。
デジタルメーターにはチャージ/アシストレベルや走行モードも表示されるようになっている。
シート下はバッテリーが収まるがヘルメット1個が入る容量23Lを確保。
ホンダ リード125:’20年3月末までの受注限定特別色
2人乗りでも快適な実用性とエレガントでスタイリッシュな外観が自慢のシティスクーター「リード125」。シート下トランクはフルフェイスヘルメットが2個入る37L の大容量を誇っている。車体色は6色と豊富なうえ、’20年3月31日までの受注期間限定で特別色「マットギャラクシーブラックメタリック」も発売された。
【’20 HONDA LEAD 125】■水冷4スト単気筒SOHC 124cc 11ps /8500rpm 1.1kg-m/5000rpm ■114kg(装備) シート高760mm 6L ■タイヤF=90/90-12 R=100/90-10 ●価格:特別色(マットギャラクシーブラックメタリック・写真)31万9000円/標準色31万5700円 ●販売中
標準色のバリエーションは、パールダークアッシュブルー(ツートーン/写真)、ポセイドンブラックメタリック(ツートーン)、パールメタロイドホワイト(ツートーン)、キャンディラスターレッド、ランベントシルバーメタリック、パールメタロイドホワイトの6色。
LEDのヘッドライトとポジションランプが精悍な表情を演出する。発行指針&液晶ディスプレイのメーターはオイル交換時期の設定機能付きだ。
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