CB1000R、CB650R、NC750S

’20新車バイク総覧〈大型ネイキッド|国産車#4/5〉ホンダ

「ストリートファイター」や「スーパーNK」とも呼ばれ、攻撃的なルックスを持つモデルの多いビッグネイキッド群だが、ヤマハやカワサキと打って変わって、ホンダはモダン&落ち着いたルックスで独自路線を走る。本ページではCB1000R、CB650R、NC750S/DCTの3台を紹介しよう。


●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

ストリートファイターのCBR650Fが’19年、CB-Rシリーズ共通の意匠を与えたモダンカフェ「CB650R」に生まれ変わった。CB-R兄弟としては最も遅く投入され、吸気ダクト一体型のシュラウドと美しい4本のエキパイでしっかり個性を演出している点がポイントだ。フルカウルのCBR650Rとは兄弟車の関係で、剛性を増したスチールフレームに、600cc台のネイキッドとして唯一直列4気筒ユニットを搭載。ショーワ製φ41mm倒立フォークや、オンオフ可能なトラクションコントロールが乗り手をサポートする。一方で、スタイルだけでなく、走りでもCBRと差別化しているのがミソだ。吸気系がCBRと異なる専用設計で、ラムエアは非採用。極低速から一段とトルクフルなのが特徴だ。5kg軽い車体と、やや低め&フラットに構えたバーハンドルも相まって、思わず峠道を攻めたくなるキャラに仕上がっている。

【’19 HONDA CB650R】■水冷4スト並列4気筒DOHC4バルブ 648cc 95ps/12000rpm 6.5kg-m/8500rpm ■202kg(装備) シート高810mm 15L ■タイヤF=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ●価格:97万9000円 ●発売中

国内仕様では黒、赤、ツヤ消し銀の3 色をラインナップ。’20モデルは海外でも未発表で、このまま’19年型が継続販売される?

前後ランプともLEDで、CB1000Rと同様、U字型のデザインを採用。CB650Rではヘッドライトのベゼルと中央のプレートをブラック仕上げとすることで引き締まったイメージとした。急減速時にハザードを高速点滅刺せるエマージェンシーストップシグナルも採用する。

兄貴分CB1000Rと共通イメージの薄型&軽量メーター。CBRのセパレートハンドルに対し、やや低めのテーパードバーハンドルをセットする。倒立フロントフォークは、新開発のクッションオイルでフリクションを低減。調整機構は非装備だ。

CB400フォアを思わせる管楽器のようなエキゾーストパイプが自慢。CBR650Rと共通品だが、ネイキッドの本作ではよりアピール度高し。

600ネイキッド唯一の直4〈CB650R〉

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