「ストリートファイター」や「スーパーNK」とも呼ばれ、攻撃的なルックスを持つモデルの多いビッグネイキッド群だが、ヤマハやカワサキと打って変わって、ホンダはモダン&落ち着いたルックスで独自路線を走る。本ページではCB1000R、CB650R、NC750S/DCTの3台を紹介しよう。
●文:沼尾宏明、宮田健一 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ヤマハを代表するネイキッド=MTシリーズの旗艦「MT-10」。そのコンセプトはズバリ「The King of MT」。圧倒的な戦闘力を誇る'15年型YZF-R1がベースとなる。唯一無二の直列4気筒クロ[…]
走りが光るスポーツカフェ〈CB1000R〉
ストリートファイターのCBR650Fが’19年、CB-Rシリーズ共通の意匠を与えたモダンカフェ「CB650R」に生まれ変わった。CB-R兄弟としては最も遅く投入され、吸気ダクト一体型のシュラウドと美しい4本のエキパイでしっかり個性を演出している点がポイントだ。フルカウルのCBR650Rとは兄弟車の関係で、剛性を増したスチールフレームに、600cc台のネイキッドとして唯一直列4気筒ユニットを搭載。ショーワ製φ41mm倒立フォークや、オンオフ可能なトラクションコントロールが乗り手をサポートする。一方で、スタイルだけでなく、走りでもCBRと差別化しているのがミソだ。吸気系がCBRと異なる専用設計で、ラムエアは非採用。極低速から一段とトルクフルなのが特徴だ。5kg軽い車体と、やや低め&フラットに構えたバーハンドルも相まって、思わず峠道を攻めたくなるキャラに仕上がっている。