ツーリング動画の思い出をYouTubeにアップしたり、あおり運転や事故やアクシデントの証拠となったり、何かとドライブレコーダーが活躍する場面の多い昨今。そこで、バイクユースに特化したドラレコ「DDR-S100(デイトナ)」をテストしてみた。フルHDのキレイな映像は、楽しい思い出を記録するだけでなく、自分の身を守る強い味方になってくれるだろう。
●文/写真:栗田 晃(モトメカニック編集部) ●取材協力:デイトナ ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ツーリングの楽しい思い出やアクシデント時の正確な映像を逃さず記録
モータースポーツ実況やSNS投稿用、さらには自動車保険の割引適用条件にもなるなど、普及と影響力が拡大しているドライブレコーダー。バイク用のドラレコも数が増えたが、デイトナの「DDR-S100」はバイクユーザーのニーズに応えた製品として注目されている。
防水機能やフルHD映像など、アクションカメラと呼ばれる小型カメラにも同様の機能を持つ製品は数多くあるが、DDR-S100の魅力はバイクのバッテリーから電源を供給して常時録画が可能なこと。防水キャップ付き12V電源ケーブルを付ければ、天候を問わず朝から晩まで録画可能となるのだ(フルHDモード、マイクロSD容量128GBで約840分録画できる)。
本体にモニターがないためカメラアングルが分からないのが弱点だが、レンズ画角は120度と広いので、バイクに装着するなら本体がだいたい水平なら問題なく撮影できる。ヘルメットに付ける場合は事前にテスト録画を行い、上下左右の角度を決めておけば失敗も減るはず。
オプションパーツでフロントフォークに固定した映像を見ると、ライダーの視野と同等の画角で鮮やかな動画が確認できた。ツーリング動画はもとより、マナーアップや身の安全を守る記録装置として、価格面も含めて魅力的なカメラである。
電源は車両のバッテリーor カメラ内蔵電池を使用
本体は97×35×26mmの角形で、付属のマウントで車体やヘルメットに取り付ける。モニターがないので、試し撮り画像はPCで確認する。録画時は後部のボタンを長押しするだけ。
オプションパーツ活用で取り付けの自由度がアップ!
アルミ製のフォーククランプは剛性感が高く、ツーリング動画を長時間録画しても安定した画像が記録できる。クランプの最小径は約Φ41mmなので、フォーク径Φ36mmの絶版車には隙間調整と衝撃吸収効果を期待して厚めのウレタンゴムを挟み込んだ。
ナンバープレートに装着するサイドマウントカメラステーは、マスツーリングで先頭を走ったり、危険なあおり運転を記録する際に便利な、ナンバーボルト共締めタイプ。後方カメラだと走行前に電源を入れ忘れる可能性もあるが、バッテリー電源連動なら始動と同時に録画が開始されて万全だ。
安全、安心に加えて自分自身のマナー向上にも有効
実は筆者、ドラレコ初体験。記録した映像から、真っすぐの道でもハンドルを細かく左右に切ったり、車線変更時に前車に近づいていたりと、自分の運転のクセも分かって興味深かった。
なお、カメラ本体にマイクを内蔵するが、走行中は風切り音を大きく拾ってしまうのは致し方ないところか…。
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