ローマのビルダー・Garage221が製作

ヤマハEUのコンセプトモデル・XSR700 VIOLANTE【レトロ風ラリーマシン】

  • 2020/1/4
YAMAHA XSR700 VIOLANTE

EICMA2019のヤマハブースにおいて、ひときわ目を奪っていた1台のコンセプトモデル「XSR700 VIOLANTE」。先立って行われたデザインコンテストでの受賞を経て具現化されたもので、XT500をモチーフにしながらも往年のパリ・ダカールラリーマシンがオマージュされている。

欧州ビルダー渾身のレトロ技が光る1台

EICMA2019のヤマハブースに展示されたコンセプトモデル「XSR700 VIOLANTE」は、ヤマハ・ヨーロッパが腕の立つビルダーたちとのコラボを手掛ける「YARD BUIILT」として展開しているカスタムプロジェクトの新作で、製作はローマのビルダー・Garage221が担当した。

YAMAHA XSR700 VIOLANTE
YAMAHA XSR700 VIOLANTE [Concept] XSR700 のエンジンやメインフレームはそのままにパリダカ初期のラリーマシンイメージを再現。ブルーのカラーリングもソノート・ヤマハの大活躍を思い起こさせてくれる。

これは2019年5月に行われたデザインコンテストでの受賞を経て具現化されたもの。ピエール・フランチェスコ、アレッサンドロ・マッシミリアーノ・マルキオ、非常に若くて才能あるデザイナーのスタニス・ザムナーからなるGarage221のチームは、XT500をモチーフにしながらも往年のパリ・ダカールラリーマシンをオマージュ。ヤマハ側担当者もスケッチを見た段階でビビッと来たと絶賛だった。

今回Garage221が選ばれたのは、フレーム改変といった大掛かりな作業が必要なく、パーツ交換で比較的カスタムが容易なことも理由のひとつとなっている。17インチの特徴的なウェッジホイールや、ハイハンドルバー、倒立フロントフォーク&ブレンボキャリパー、フルエキのアップマフラーといったパーツで、力強いオフロードスタイルを実現するなど、限られたなかで最大限に魅せるビルダーのワザが冴え渡っている。

YAMAHA XSR700 VIOLANTE
ウェッジ形状のホイールリムとブロックパターンタイヤが、前後をコンパクトにまとめられたデザインと相まって、これまでのレトロカスタムとは一線を画した力強さを与えているのが特徴だ。
YAMAHA XSR700 VIOLANTE
ゼッケンバイザー付き丸形LEDヘッドライトのレトロなスタイル。これまたLEDの細身のテールランプをシート後端に埋め込んでいるのが、絶妙なセンスだ。
YAMAHA XSR700 VIOLANTE
(左)ハンドルのクロスバーにはウレタンパッド、タンク上には小ぶりのポーチと、あの頃の雰囲気が詰まったコクピットまわりとなっている。(右)2in1のアップマフラーはSC-Project製のフルエキゾースト。SC-ProjectはMotoGPやSBKでも大活躍しているイタリアメーカーだ。
YAMAHA XSR700 VIOLANTE
(左)シンプルデザインのACEWELL製アナログスタイルメーターを採用してレトロ感を大切にしている。(右)フロントブレーキにはウェーブディスクとラジアルマウントのブレンボキャリパーをダブルで装着し、制動力の高さを伺わせる。
YAMAHA XSR700 VIOLANTE
【こちらは角目のXSR TT 700】角目のこちらは’19夏に発表されたYARD BUILTの1台。Capelo’sGarage&Elemental Ridesが製作した。カスタムも本格オフ流行りだ。

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