ソケットレンチは使用頻度が高く重宝する工具のひとつ。中でもバイクいじりに注目した時、差込角6.3sq.通称「シブイチ」のレンチは使い勝手の良さが抜群! 2020年に25周年を迎えるKTCネプロスとともに、「バイクいじりに何故6.3sq.なのか?」を紹介しよう。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●取材協力:京都機械工具 ※本内容は記事公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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シブイチは狭い場所で使いやすい!
バイクやクルマをいじっていると、スパナやメガネレンチでは回せないボルトナットに遭遇し、ソケット工具が必要な場面がある。バイクでは、二面幅が大きなボルトはアクスルシャフトやクラッチハブなど限定的で、8、10、12mmといった小さなボルトが組み込まれていることが多い。大は小を兼ねるという言葉通り、差込角が大きなソケット工具を使うユーザーもいるが、小さな差込角が重宝することも多い。
ソケット差込部の四角凸部の一辺が6.3mmである6.3sq.は、9.5sq.に対してラチェットヘッドがスリムで、凸部の突き出しが短いのでソケット全長も短縮できる。つまり狭い場所では6.3sq.=1/4=シブイチ、という差込角自体が武器になるのだ。ただ、ラチェットギアの送り角が大きく、差込部の精度が低くソケットが首を振れば狭い場所で支障になる。またソケット自体が太ければ狭い場所に入らない。つまり6.3sq.ならどれも同じというわけではない。
KTCネプロスの6.3sq.シリーズは、6.3sq.が求められる状況を理解した上で精度の高い製品を開発してきた。めがねレンチや9.5sq.のソケットでは作業しづらいエキゾーストフランジナットをすんなり回せる使い勝手の良さは、これだけで元が取れたように感じるほどだ。
バイクメンテと6.3sq.のマッチングの妙は、ラチェットハンドルにソケットを差し込んだ時点ではっきり分かる分かるはず。シブイチの魅力に気づいたら、ネプロスで奥深さを体験したい。
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