リラックスした乗車姿勢とロングホイールベースによる怒濤の直進安定性を誇り、悠々と旅ができる……のがクルーザーの定義だが、カタチは様々。今回は、“アメリカンスポーツ”を掲げるインディアンモーターサイクルと、ホンダが誇るキングオブモーターサイクル・ゴールドウイング、そしてBMWの6気筒マシンK1600シリーズなどを紹介しよう。
WEBヤングマシンで全33回にわたってお送りした新車アルバムをまとめたのがこのページ。カテゴリー別に分け、さらには排気量区分によりライバル車を直接比較しやすいように各ページにまとめてある。記事があるも[…]
インディアンモーターサイクル [SCOUT]スカウト・シリーズ:水冷エンジン搭載のスポーティモデル
1901年に“1901シングル”を発表した、アメリカ最古のバイクメーカーのインディアン。スカウトは、1920年にセミモノコック構造を採用してレースでも活躍したスポーティシリーズだ。
スカウト
2014年にリバイバルした現行モデルのスカウトは、インディアン初となる水冷エンジンを搭載したミドルウェイトクルーザーで、クラストップレベルの94㎰を発揮。軽量なアルミキャストフレームやカートリッジ式フロントフォーク、ピレリ製の専用タイヤが、スポーティなハンドリングを実現する。
スカウト・ボバー
1130ccのスカウトをベースに、ショートリヤフェンダーやシングルシートによりムダを削ぎ落としたボバースタイルを実現。
スカウト・シックスティ
水冷Vツインの排気量を999ccとしたミドルクルーザー。ミッションは5速で、スピーディな加速とスムーズな走りを両立する。
ハーレー・ダビッドソンの2年前・1901年に創業したインディアンは、アメリカで最初にVツインを作ったことで知られる老舗メーカーだ。今回紹介する「スカウト」は、歴代インディアンの小排気量版に冠された名を[…]
インディアンモーターサイクル [CHIEF]チーフ・シリーズ:ツーリング向けのビッグクルーザー
1811cc空冷V型2気筒のサンダーストローク111 Vツインエンジンを高剛性の専用アルミキャストフレームに搭載した、ツーリング向けのビッグクルーザーのチーフシリーズ。“チーフ”は、1947年に登場したオリジナルモデルを思わせるスカーテッドフェンダーや、リヤ16インチタイヤ、低めのシートとステップボードによるリラックスしたライディングポジションが特徴だ。フロントタイヤは16インチと19インチの2種類あり、さらに装備やスタイリング違いにより9モデルをバリエーション展開する。
チーフテン・ダークホース
フロント19インチのチーフテンをベースに、全体をブラックアウトしたバガー(サドルバッグ付きカスタム)スタイルが特徴だ。
チーフ・ダーク・ホース
フェアリングを備えないチーフをベースに、スモークブラックで仕上げたダークカスタム。アウトローな雰囲気が魅力だ。
スプリング・フィールド・ダーク・ホース
フロント19、リヤ16インチのキャストホイールを備え、ボディカラーをブラックまたはホワイトのツヤ消しとしたモデル。
チーフ・ヴィンテージ
ホワイトウォールタイヤや革製のサドルバッグ、サドルシートを標準装備。’40年代の雰囲気を忠実に再現したモデルだ。
スプリングフィールド
前後16インチのキャストホイールと大型のウインドシールド、樹脂製のサドルバッグを装備。モード切り替え機能も搭載する。
チーフテン
フェアリングやサドルバッグを再デザインするとともに、新たにガンファイターシートを装備したアグレッシブクルーザー。
チーフテン・リミテッド
新たにデザインされた外装パーツと、フロント19インチホイールを組み合わせた、アグレッシブなスタイルのバガーカスタム。
チーフテン・クラシック
クラシカルスタイルバガーという新しいスタイルを打出したチーフテン・クラシック。各部のクロームがゴージャスだ。
ロードマスター
大容量140Lのリヤトランクやロワーフェアリング、ヒーター内蔵のレザーシートなどが快適なロングツーリングを約束する。
インディアンの“サンダーストローク111”エンジンが、’19年モデルで3種類から選べるライドモードを追加。その実力を「チーフテン ダークホース」で確認した。 ルックスはよりモダンに '19年モデルは外[…]
ホンダ ゴールドウイング/ツアー:先進技術満載の長距離ツアラー
2018年に17年ぶりのフルモデルチェンジを実施したホンダのフラッグシップツアラー。2輪車で唯一の水平対向6気筒エンジンは、設計を全面的に見直して前後長を短縮したほか、マニュアルの6段ミッションに加え、微速で前進/後退ができる7段DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を設定。アルミ製ツインチューブは多くをダイキャスト製法に改め、新開発のダブルウィッシュボーン式フロントサスを備える。4種類のシーン別ライディングモードなど、先進の電子制御も特徴だ。
17年ぶりのフルモデルチェンジで話題となったホンダの大型プレミアムツアラー、ゴールドウイングに試乗。先代比-38㎏の車体や第3世代7速DCTによる走りやいかに。※ヤングマシン2018年10月号(8月2[…]
BMW K1600シリーズ:並列6気筒を搭載した高速ツアラー
1648cc水冷並列6気筒を搭載したハイスピードツアラー。スポーティなGT 、トップケースを備えたGTL、バガースタイルのB、フルドレススタイルのグランドアメリカがある。
バッグを語源とするアメリカンカスタムの1ジャンル、バガースタイルのニューモデルがBMWからリリースされた。ベースは1649㏄の水冷並列6気筒を搭載するK1600シリーズだ。 シフトアシストが秀逸、派生[…]
ホンダ NM4-01/02:6段DCTを備えた近未来クルーザー
近未来的なスタイリングと、ライダーが潜り込むように着座するコックピットポジションが特徴の個性派クルーザー。エンジンはNC750と同系の745cc水冷並列2気筒で、MTモードとATモードが切り替えられる6段DCTを搭載。スタンダードな01と、左右にユーティリティボックスを備えた02がある。
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