ボンネビルシリーズにはじまるモダンクラシックのラインナップに、トライアンフの伝説的なビッグネームがニューモデルとして加わった。スラクストンRのパワフルさとテクノロジーをもっと扱いやすく、ボンネビルT120の快適さにさらなる一体感を――。日本への導入時期は2019年春、価格は未定とのことだ。
伝説のスピードツインとは
世界で初めて大ヒットしたパラレルツインを革命的なシャーシに搭載し、モーターサイクルの様相を一変させたという1938年オリジナルのスピードツイン。そのハンドリングやパフォーマンスにより、トライアンフは世界一のモーターサイクルブランドとしての地位を確立したという。その後は1960年代後半までモデルチェンジしながら生産が続けられたが、’19年型として登場する新型スピードツインも特徴的な燃料タンクのラインやスポーティながらアップライトなライディングポジションなどは、オリジナルを意識したものに仕上がっている。
クラス最高峰のハンドリングを実現
前後17インチのアルミ製ホイールにピレリのロッソコルサ3を装着し、ABSとトラクションコントロールを標準装備。そうしたスポーティな車体構成にテーパードハンドルバーで上体の起き上がったライディングポジションを組み合わせ、さらに807mmのシート高やスラクストン比で10kgの軽量化を実現している。これらにより、ライダーが自信を持って走らせることのできるハンドリングとした。
搭載するエンジンは97psを発揮し、兄弟車のストリートツインから49%もの出力強化を行っている。ライディングモードは3種類から選択でき、各モードに専用のマッピングとトラクションコントロールを設定。トルクアシストクラッチによってレバー操作力を軽減する。
これらを包み込むボディワークは、筋肉質なスタイリングに現代のカスタムルックをを組み合わせ、各部のディテールも凝ったものとした。フェンダーやスロットルカバー、サイドパネル、ロゴ入りハンドルバークランプなどはアルミ製。ヘッドライトブラケットは鍛造アルミだ。
〈主要諸元:SPEED TWIN〉
●全長― 全幅760 全高1110 軸距1430 シート高807mm 車重:215kg
●水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒 1200cc 97ps/6750rpm 11.42kgf・m/4950 燃料タンク容量14L
●ブレーキF/R=油圧式ディスク
●タイヤF=120/70ZR17 R=160/60ZR17
※メーカー希望小売価格(税込)未定
※ニュース提供:トライアンフモーターサイクルズジャパン
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