アメリカと欧州で先行発表されていたNinja ZX-6R KRT EDITIONの日本国内仕様が正式発表された。カワサキとしては初導入の国内仕様スーパースポーツとなり、現行車で直接のライバルは不在だ。
価格は132万8400円
世界的に長らく停滞していた600ccクラスのスーパースポーツだが、’17年にモデルチェンジしたヤマハZF-R6が高い評価を受けたのに続き、カワサキもニンジャZX-6Rをユーロ4対応としつつスタイリング刷新してモデルチェンジ。既報どおり国内仕様の導入が待たれていたが、ついにそれが正式発表に至った。
ETC2.0搭載の国内認定モデルで、価格は132万8400円。最高出力は126ps/13500rpm、最大トルクは7.1kg-m/11000rpmと発表されており、これは海外仕様に比べて4ps/0.1kg-mのダウンとなるが、おそらくは測定方法の違いによるものだろう。
エンジンは総排気量636cc。レース対応のライバル勢とは異なり、高回転パワーはそのままに低速トルクを充実させて公道での扱いやすさを増しているのが最大のアドバンテージとなる。ワイディングでの爽快な走りはもちろん、レースレギュレーションに縛られないサーキット走行でもそのパフォーマンスを存分に発揮できるはずだ。
国内仕様となると、ほかにミドルクラスのスーパースポーツは存在せず、2気筒のニンジャ650や、登場が噂されるホンダ2019年型CBR650Rがライバルと言えそう。
気になる発売日は2018年12月1日だ。
レース専用モデルNinja ZX-6Rも発売
レースレギュレーション(日本ではST600クラス)に準じたモデルは別途用意されることに。こちらは従来型がベースとなっている。受注期間は【第1次:2018年11月1日~2018年11月20日】【第2次:2018年11月21日~2018年12月14日】、そして出荷開始日は【第1次:2019年2月以降】【第2次:2019年3月以降】となる。
ニュース提供:カワサキモータースジャパン
「新型ニンジャZX-6Rが正式発表、LEDヘッドライトに」はこちらへ