2018年2月13日、ヤマハ発動機の日高社長が新たな3輪モデルの開発について発言した。その時に示されたスライドにはシルエットのみが描かれていたが、果たしてどんなモデルになるか予想してみる。
登場次期は’19東京モーターショーか
ヤマハが「転ばないバイク」を目指して推進している3輪のLMW(=リーニングマルチホイール)は、’14年のトリシティを皮切りに’18年にはナイケンが発売される。小型コミューターの次は大型スポーツ車と、ジャンルの両極にモデルを展開し、製品化と同時にニーズを探っているのだ。
それを踏まえて今度はど真ん中にLMWの新型を投入することが明らかになった。’17年度の決算説明会でヤマハの日髙社長は「2モデル以外にも様々な形でLMWの新しい価値でお客様を広げていく」と語り、新型投入を表明。本誌が得た情報によると排気量は中型クラスということだ。
そして、気になるジャンルはATモデルとなりそうだ。というのはLMWのギヤ付きスポーツ車についてはニーズが未知数のため、一定の成果が出たスクーターで出す方がリスクが少ないからだ。ナイケンが成功した暁には、中型のギヤ付きLMWの可能性も浮上してくると思われる。※ヤングマシン6月号(4月24日発売)より
XMAXベースで世界展開も視野か?!
本誌が予想する次期LMWは中型スクーター。以前はTMAXで3輪のテストをしているという情報もあったが、XMAXベースであれば、日米欧だけでなくアジアまで含めてより幅広いニーズを見込めるだろう。また、XMAXをベースにLMW化するとシリーズの250/300/400まで様々な排気量で展開できるというメリットも大きい。また、トラコン付きなので「めざころ」実現により近づくのだ。
ニュース提供:ヤングマシン6月号(4月24日発売)