日本国内仕様の発売も’18春で確定

Z900RSに「カフェ」が登場!

東京モーターショー最大のスターと言えたカワサキZ900RSに、ミラノショーでは早くもバリエーションモデルが登場! ビキニカウルや低めのハンドルがカフェレーサー感を醸し出す「Z900RS CAFE」は、伝説のカワサキレーサーを彷彿とさせる、ちょっと懐かしい雰囲気のストライプ入りライムグリーンを身にまとう。11月8日、カワサキモータースジャパンが2018年春の発売をアナウンスしたこともトピックだ。

漂う“レジェンド“の雰囲気

STDのZ900RSと仕様的に異なる部分は、ビキニカウルにやや低めのハンドルバー、シングルシート風にタンデム側を盛り上げたシート程度。細かく見ればミラー形状やピンスト入りのホイール、サテンメッキ仕上げのマフラーなども「カフェ」の専用品だが、最大のポイントはやはりカラーリングだろう。ソリッドのライムグリーンに、ビキニカウルから燃料タンク〜シートカウルへと繋がる白いストライプはなんとも“あの頃“の雰囲気だ。

カフェは、STDでバフ仕上げとされるカムカバー部やポイントカバーをブラックアウト。シルバーのサイドカバーやラジエターカバーもブラック仕上げとなる。リヤサスのスプリングもシルバーだ。

最強かつ無双の取り合わせ!

丸い燃料タンクに合わせてアレンジされてはいるが、白いラインを黒いストライプで挟むというカラーリング技法は、KR250/350やKR1000といった、‘70〜80年代の伝説的カワサキ・レーシングマシンの数々を想起させるもの。Z1のオマージュであるZ900RSにKRレーサーのカラーリングが載るという、“カワサキ役満”と言っても過言ではない1台だ!?

 

’80年代のヨーロッパ耐久選手権で暴れまわった耐久レーサー・KR1000(上:‘81年型/下:‘83年型)。この公道レプリカと言えるゴディエ・ジェヌー1135Rなども存在した。

 

Z900RS vs CAFE 細部比較

ヘッドライトはSTDと同じく丸目のLED。ビキニカウルはBMWのR90Sやモト・グッツィの850ルマン1といった、欧州の名スポーツモデルにも通じる形状。
カフェのシートはタンデム側を盛り上げたシングルシート風。表皮のパターンもプレーンなものに。
マフラーはSTDがステンレスのバフ仕上げなのに対し、カフェはサテン調フィニッシュとされる。
ブラックアウトした上、やや低く、絞りが効いた形状とされるカフェのハンドルバー。ミラーもステーの折れ角が深い専用品で、マスターシリンダータンクの位置も手前に引かれている。