NMAX155の登場でその役割を終えるかと思われた同じ155ccスクーターのマジェスティSが、平成28年排ガス規制に対応するとともに外観上もイメージチェンジを図った2018年モデルを国内で発売することが明らかになった。本日、10月13日から走行が始まる日本GPのヤマハブースに展示されている新型を従来型と比較してみよう。
正式発表は10月25日、発売は年始頃か
日本GPが開催されているツインリンクもてぎのヤマハブースに突如現れた2018年型マジェスティSは、正式発表に先駆けた展示で詳細はまだ明らかにされていない。情報によると、正式発表は10月25日で価格や発売日、カラーバリエーションなどはその時に明らかになるだろう。発売は年始頃を予定しており今回展示された白を含めてカラバリは4色程度になるという。2017年にはNMAX155が発売されスクーターはMAXシリーズに統一していくと思われたが、ステップスルータイプも乗り降りのしやすさや積載性などのメリットから根強い人気があり、国内続投が決まったようだ。排ガス規制に対応するとともにフルLEDヘッドライトでイメージも刷新。250は生産終了がアナウンスされたが、155が「マジェスティ」の名を残していくのだ。
12V電源追加で利便性アップ
排ガス規制対応でもスペックに変更はほとんどないという。一方でヘッドライト他ディテール面は向上している。最大の追加はキーシリンダー近くに12V電源を設置したことだろう。フロントポケットにスマホを入れて充電したり、電源につないだままハンドルにスマホをマウントしナビを表示させたりなど利便性がアップ。シート下はフルフェイス1個+αのスペースはそのままキープ、シャッターつきメインキーなども踏襲している。