’18 R1200GSアドベンチャーから導入開始

BMWもスマホ連動メーターに!

 

電脳化の波が止まらぬ最新バイク事情。このたびBMWのドイツ本社は、工場オプションとしてインフォテインメントシステムを搭載することを発表した。

BMW2018モデルからコネクティビティオプションを導入

「コネクティビティ」と名付けられたこのシステムは、メーターパネルを6.5インチのフルカラーTFTディスプレイとし、Bluetoothによってスマートフォン&インカムとの接続機能を提供。ハンドルバー脇のマルチコントローラーと連動して、走行中の電話発着や音楽の再生・選択などがメーターパネル上に表示された情報とともに可能になる。また、無料の「BMWモトラッド・コネクテッドアプリ」群が用意され、ナビゲーションアプリではメーター上に行き先を示したりすることが可能になるなど、情報を1画面に集約することでライダーの注意が散漫にならないシステムが目指されているのも大きな特徴だ。また、このTFTディスプレイは、車体側の新型「オンボードコンピューターPRO」とも連動し、タイヤ空気圧をはじめとするマシンの状態をビジュアル的に表示することも可能となっている。

このコネクティビティオプション、欧州ではまずは2017年秋からR1200GSR1200GSアドベンチャーに向けて設定開始。その後、他機種にも広げていく予定だ。日本での早期導入にも期待したい。

「コネクティビティ」は、まずR1200GS/アドベンチャーから搭載開始。新車購入時に工場オプションとして申し込むかたちとなる。日本での導入については、まだ未発表。通常は見やすいフルカラーのメーターとして機能する。この状態では、従来からあるバイクと同じだ。(※写真は表示画面をメーターディスプレイに合成したイメージCGです)

 

スマートフォンやインカムとのBluetooth接続機能を搭載。メニュー画面を呼び出すことで、簡単に電話や音楽機能を使用することができる。情報が1画面に集約されるのでメーターまわりは非常にスッキリとなり、運転を妨げないのがポイントと言えるだろう。安全にもつながるこのことこそが、電脳化最新トレンドである「インフォテインメントシステム」の肝だ(※写真は表示画面をメーターディスプレイに合成したイメージCGです)
スマフォにアプリをインストールすることで、コネクティビティの機能は拡大。ナビアプリではメーター画面上に進行方向を表示してくれるようになる。またタイヤ空気圧など車載制御側コンピューターからの情報も分かりやすく伝えてくれるのが特徴だ(※写真は表示画面をメーターディスプレイに合成したイメージCGです)。
このほかにも2018のR1200GS/GSアドベンチャー、R1200RTには新機能の「エマージェンシーコール」が工場オプションとして初搭載されることが正式発表された。これは転倒や事故などまさかのことが起きた際、ハンドルバーのカバー内にあるエマージェンシーボタンを押すだけで、GPSで測定した車両位置を緊急センターに自動連絡。ロードサービスが駆けつけてくれるというシステムだ。これもまだ海外向けの発表段階で、日本への導入は不明。