![[ハーレーカスタム] ファットボブ114:前後17インチ化でコーナリング性能を追求〈45DEGREES〉](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2024/11/HarleyDavidson_Fatbob114_45degreesCustom_01.jpg)
ハーレーダビッドソンにとって、”カスタム”は切っても切れない楽しみのひとつ。『ウィズハーレー』誌が、多くのオーナーの参考となりそうな最新カスタム車両を紹介する。今回は45DEGREESが仕立てた、軽快なハンドリングを持つ「ファットボブ114」だ。
●文:青木タカオ(ウィズハーレー編集部) ●写真:ミヤシーノ宮下豊史 ●外部リンク:45DEGREES
ライダーの狙い通りに操れるマシン
乗り手の意図する通りに自在に操れる。45ディグリーズ齋藤氏が創り上げるマシンに共通する持ち味であることは、『ウィズハーレー』誌にて試乗を重ね、以前公開した記事でお伝えしてきた通りだが、今回紹介するファットボブもまた例に漏れない。
徹底追求した足まわり。たどり着いた答えは前後17インチ化 走りを重視したハイパフォーマンスを求めるのなら、4バルブあるいはツインカムしか選択肢はないのか? そんなギモンに真っ向から立ち向かったのが、4[…]
驚きの軽快性。意のままに操れるFXFBSに 意のままに操れるとは、こういうことを言うのだろう。入力や荷重など乗り手がアクションを意識しなくとも、狙い通りのラインをバイクがトレースしていく。FXFBSフ[…]
M8モーターには、T-ManとHRDのコラボレーションによって生まれたカムシャフトをはじめ、HPIアルミ製インテークマニホールドや、エルボー型に飛び出すヘヴィブリーザーエアフィルターが装着され、バンス&ハインズの2in1マフラーとのマッチングを考慮したチューニングによって絶大なトルクと歯切れの良い鼓動フィールを獲得している。
そして、注目はなんと言っても足まわりだ。アルミ鍛造ホイールはグライド9Sで、軽快なハンドリングを生む前後17インチの選択はハーレーでは珍しい。
リヤサスペンションをハイパープロの別体タンク付き333mmレングスにグレードアップすると同時に、倒立式フロントフォークに手の込んだチューニングが施されているのも見逃せない。
オーリンズのカートリッジダンパーやコンスタントライジングレートスプリングが組み込まれ、インナーチューブには特殊表面処理が施された。
ローフリクションオイルシールをセットし、フォークオイルおよび油面も変更。クロモリアクスルシャフトへの交換や、転がり抵抗を極限までなくすベアリングチューニングの施工は、45DEGREESのお馴染みのメニューで効果絶大。走りにこだわるライダーに好評を博す。
フロントブレーキにブレンボ4ポットキャリパーやラジアルマウントマスターシリンダーが奢られるなど、操作性にも隙がないあたりはさすがの完成度だ!
ハンドル&ライザーは304グレードステンレススチール製のBURLEIGH BARS(バーレイバーズ)で統一。ルックスだけでなく、コントロール性も重視されているのは、滑りにくいコントゥアラップドグリップ(パフォーマンスマシン)をチョイスしている点でもわかる。
フロントのマスターシリンダーはゲイルスピードVRCオリジナル一体タンク仕様で、アルミニウムの鍛造技術と切削技術が駆使され、ライダーの求める理想的なブレーキフィーリングを獲得している。
T-Man HRD001カムシャフト、HPIアルミマニホールド、スクリーミンイーグル アジャスタブルプッシュロッドでチューンナップされたM8パワーユニットには、AIMのクラッチアクチュエーターやVPクラッチも組み込まれる。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
元世界王者・魔裟斗もハーレーを通じてみんなとつながった! 「すれ違いざまに手を振り合ったりするなど、ハーレー乗りたちとすれ違うと(面識がなくても)仲間意識があるんですよね」と、集まったライダーたちに話[…]
FLHXSE CVOストリートグライド:CVOでは唯一となるバットウイングフェアリング フラッグシップモデルを象徴するバットウイングフェアリング。そのアイコンを持つ最上級仕様が「CVOストリートグライ[…]
FLHX ストリートグライド:ワイドグライド譲りのファイヤーカラーも選べる! 2025年式ストリートグライドは、その象徴的なバットウイングフェアリングとLEDライトを融合させたモダンなスタイルを持つグ[…]
FLHXU ストリートグライドウルトラ:ストリートグライドを名乗る、伝統のウルトラモデルがついにデビュー! ハーレーダビッドソンのフラッグシップモデルが、フルモデルチェンジを果たした。その名は「FLH[…]
RH975S ナイトスタースペシャル:ダウンドラフト吸気の水冷Vツインを黒で統一 レボリューションマックス搭載モデルでは、燃料タンクをシート下にレイアウトすることでダウンドラフト吸気を実現。従来タンク[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ | ハーレーダビッドソン)
ローライダーS/STユーザーに朗報 小ぶりでスタイリッシュな仕上がりのシートが、TRIJYAにて受注生産スタートとなった。 足着き性に優れるのはもちろん、日本人の体型にジャストフィットするライディング[…]
高剛性高精度なアルミビレットパーツ続々登場! 高強度アルミニウム合金素材A6061-T6を高精度切削加工し、鮮やかな発色を維持する独自のアルマイト処理を施すことで変色や腐食を防ぎ、優れた耐摩耗性を発揮[…]
モーターサイクルショーなどに展示され、注目を集めたカスタム ナイトスターをよりスタイリッシュにしつつ、機能的なパーツをふんだんに盛り込んだのが、ハーレーダビッドソンのリプレイスパーツで実績と信頼のある[…]
ブレスクリエイションの提案するカーボン外装X350 ダートライメージの強いX350を、小変更ながらもヨーロピアンムードを感じさせるほどに変えている点にまずは驚いた。外装デザインを少し変更するだけでここ[…]
トリックスター初となるハーレー用マフラー トリックスター初となるハーレー用マフラーが、X350向けにリリースされた。今回、初の試みとして“ツインタイプ”のサイレンサーが採用されている。 X350の特徴[…]
最新の関連記事(ファットボブ114(ex))
FLHTKウルトラリミテッド:ウルトラこそ正統派フラッグシップ ブランドのアイコンにもなっている伝統のバットウイングフェアリングを備え、最高峰モデルとして長きにわたりラインナップの頂点に君臨し続けるウ[…]
2024年1月25日にはニューモデルとCVOも発表予定 ハーレーダビッドソンジャパンは、ハーレーダビッドソン2024年モデル19機種を発表し、2024年1月3日に発売した。12モデルに新色“レッドロッ[…]
人気記事ランキング(全体)
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
高級感漂うゴールドカーキのデザイン 「IQOS ILUMA PRIME ゴールドカーキ」は、その名の通り落ち着いたゴールドトーンとカーキを組み合わせた洗練デザインが特徴です。手に取った瞬間に感じられる[…]
PROGRIP専用の信頼接着剤 デイトナ(Daytona)の「グリップボンド PROGRIP 耐振ゲルタイプ専用 12g 93129」は、PROGRIP用に設計された専用接着剤です。容量は12gで、初[…]
最新の投稿記事(全体)
幻のモペット「ホンダホリディ」 昭和の時代、ホンダが開発したモペット「ホリディ」の正式名称は「ホンダホリディ」、型式はPZ50。1973年頃「ブーンバイク」というアイデアを基に、ホンダ社内のアイデアコ[…]
スタイル重視がもたらした予想外の影響 Z1‐Rのエンジン+フレームの基本構成は、開発ベースのZ1000と共通である。では、どうして7psものパワーアップを実現し、一方で操安性に問題が生じたかと言うと…[…]
元世界王者・魔裟斗もハーレーを通じてみんなとつながった! 「すれ違いざまに手を振り合ったりするなど、ハーレー乗りたちとすれ違うと(面識がなくても)仲間意識があるんですよね」と、集まったライダーたちに話[…]
厚手生地×国産品質で安心の耐久性 「E+タイプ」は国産の高密度厚地織物を採用。縫い目は二重縫製で、日々の着脱や風でのバタつきにも強い作りです。屋外保管が多い方や、毎日通勤で使う方でも、ヘタりにくさを感[…]
その姿、まるでハンターカブ×ミニトレ?! タイ仕様は新型に切り替わるとともにカラーバリエーション変更&グラフィックが変更された。 一方ベトナム仕様は、従来モデルを標準仕様として併売。この標準モデルはカ[…]
- 1
- 2