![[カスタムパーツさらに登場] ハーレーダビッドソンX350カスタムプロジェクト#4](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
以前の記事で紹介したとおり、2023年12月にX350がウィズハーレー編集部に仲間入りした。その後、今までハーレー系に力を入れていなかったパーツメーカーを巻き込んでカスタムプロジェクトが進行し、適合確認の取れた汎用品や開発中の専用パーツなどの情報が集まってきた。今回はプロト/ダートフリーク/トライジャ/P&Aインターナショナル(パイツマイヤーカンパニー)/キジマ/カマダサイクルexからリリースされたパーツを紹介しよう。
〈プロト〉ツーリングをより快適に楽しくさせるパーツ。ローダウンスプリングもデビュー間近!
編集部のX350は、ミツバサンコーワのドラレコのカメラをプロト製のカメラステーを活用して装着した。フロントフォークに巻きつけるタイプのステーと、ナンバープレートホルダーを利用したステーを使用。
他にETCのアンテナなどを好みの場所に装着するための汎用ステーを数多くラインナップ。足付き性を良くし、立ちごけの不安を払拭させるためのローダウンスプリングも販売開始している。
スタイルをくずさずスタイリッシュにカメラ装着
【プロト ドラレコカメラステー フォーククランプタイプ φ49-φ54】フロントフォークに取り付けるためのカメラステー。X350の倒立フォークのアウターチューブ径は52mmなので、問題なく装着できる。同梱のボルトを使用し、カメラを固定する。なお、正立フォーク用のφ40〜φ45タイプもあり。●価格:1980円
【プロト ドラレコカメラステー ナンバー左上 マウントタイプ】ナンバープレートに共締めして装着するステー。上のフロントフォーク用も同じだが、ミツバサンコーワ/キジマ/Mio用のカメラに対応している。別売りのステーを利用すれば、他社用のカメラも取り付け可能だ。●価格:1430円
ダートフリーク:オフロードユーザーの頼れる存在! “土感”を出すには欠かせない
モトクロスレース/林道/ダートラなど土の上を走らせるためのカスタムには欠かせないパーツメーカーがダートフリーク。独自ブランド展開もさることながら、アメリカやヨーロッパの本場のパーツも数多く輸入している。
自分好みにポジショニング変更
【ZETA SX3バー】●価格:1万3860円
剛性を持ちつつ、しなりのあるテーパーハンドル。高強度アルミ合金を採用し、表面はサンドブラスト加工。黒/赤/青色がある。汎用品のため、スイッチボックスの穴を開けるなど装着に加工が必要。バーパッド付き。
サイドに防水バッグを装着するアタッチメント
【DFG モトパックベース サイドバッグ オンロード】●価格:1万3200円
別売りの防水性能を持つモジュールモトパック(容量7.5L/15Lの2タイプ)をサイドバッグとして使用するための専用アタッチメント。上部にも装着できる。X350への装着はリアウインカーに干渉するので、工夫が必要だ。
手元の防風効果をUP。スタイルをがらりと変更
【ZETA SONIC ハンドガードKIT M6 TYPE】●価格:1万7600円
バーエンドに装着する汎用ハンドガード。ポリカーボネート製なので衝撃にも強い。グリップヒーターを一緒に装着すれば、手元の防寒対策はバッチリだ。X350専用品ではないため、グリップエンド部の見映えが気になる。
折りたたみができるオフロードタイプのミラー
【DRC 161 オフロードミラー(R/L)】●価格:2200円/個
中央部にピボット機能があり、角度を細かく設定できる。林道走行などハードライディング時は折り畳みが可能だ。鏡面は大型で視認性が高く、安全性もバッチリ。右用/左用/ヤマハ車用の3種類が用意されている。
トライジャ:合法カスタムに力を入れるH-Dカスタムショップ
ヨコハマホットロッドカスタムショーや東京モーターサイクルショーなどでカスタム車を制作展示し、音量変化が可能なJMCA認定マフラー・ジキル&ハイドを積極的に提案。Xシリーズの座り心地と足付き性の改善をいの一番に追求。アクスルシャフトやラジエターコアガードの販売も開始している。
内股も痛くなる硬いシートを改善
【X350/X500用純正シート加工】オーナーならまず改善したいと思うのがシート。全体的に薄く、そしてシートベースの硬さが感じられる。ツーリングを楽しみたいユーザーにとっては苦痛を感じるほど。トライジャでは純正のシートを加工。独自に吟味した素材等を使用して形状を変化させ、足付き性とクッション性を大幅に向上させる。350/500ともに対応可。価格は近隣のH-D正規ディーラーまで。※写真はX350用
X500用純正シート加工
リヤまわりをすっきりとレーシーに
【X350用フェンダーレスキット】X350をよりスタイリッシュに仕上げるのには必要不可欠なフェンダーレスキット。ナンバーの傾斜角度は法規制を遵守し、LEDナンバー灯も装備しているので安心安全だ。ウインカー/リフレクターは純正を流用。写真は開発中のもの。現在は開発が完了し、4万700円(税込)で販売されている。
P&Aインターナショナル(パイツマイヤー カンパニー):世界最小のLEDウインカー・ケラーマンで安全/スタイリッシュ/レーシーに
世界最小のLEDウインカーを開発したドイツのカスタムパーツメーカ―・ケラーマン。もちろん全商品車検対応だ。加えて、日本の高温多湿な気候に合わせて耐久性を上げた日本仕様を開発。JEの刻印がその証となる。この立役者は静岡県のパイツマイヤーカンパニー。他にも数多くのヨーロッパ系のパーツを輸入販売している。
【ケラーマン Bullet Atto DF JE 尾灯・制動灯機能付きウインカー】●価格:1万7050円
【Bullet 1000 DF 尾灯・制動灯機能付きウインカー】●価格:1万8700円
ケラーマンは世界最小のウインカーとしてカスタムビルダーに重宝されている。ウインカー機能だけのモデル/テールランプ機能も併せ持つモデル、サイズ/カラーも2色用意されているので、好みに応じて使い分けよう。
キジマ:X350用ヘルメットロックをさっそくラインナップ
ハーレー用パーツが昔から充実しているキジマ。スポーツスターSやナイトスターなど水冷レヴォリューションエンジンを搭載した最新モデルも数多く手がけている。もちろん空冷スポーツスター/ローライダー/ブレイクアウト用もある。サドルバッグステーやキャリアなどでお世話になったユーザーも多いのでは?
「やっぱコレがなきゃ」のヘルメットロック
【キジマ ヘルメットロック】ヘルメットを引っかけて鍵をかけられるところがどこにもないX350。装着場所に悩まない車種専用設計のヘルメットロックがKIJIMAから登場。これで大事なヘルメットの盗難防止がになるので、ツーリングの休憩時に安心できる。●価格:4400円
スタイリッシュにドラレコカメラを装着
【キジマ ドラレコカメラステー】●フロント用:3080円/リア用:2750円
キジマ製AD720/1080J 、ミツバサンコーワ社製EDR-11/21/21Gに対応するドラレコのカメラ用ステー。リヤステーはナンバーに共締めする汎用品だが、フロントは車種に合わせた専用設計。
【キジマ TEC11ミラー オーバルエッジ】 アルミダイキャスト製ボディと平織りの艶消しカーボンプレートのコンポジット仕様のミラー。アーム長ショート(126mm)/ロング(158mm)の2種類あり。別途丸型(ラウンドタイプ)もあるので、好みに応じて選択できる。●価格:1万2100円/個
【キジマ マウントバーステー】ナビ/スマホホルダー/USB等の取り付けに便利な車種専用のマウントステー。X350のメーター右側の空きスペースに装着。パイプ径は22.2mm。画像は別売りのT-グリッパー/USBポートKITタイプCを装着した一例。●価格:7480円(予定価格)
カマダサイクルex:秋田のオートバイ専門店から初心者必見のアイテム登場
秋田のバイク販売店・カマダサイクルexは、国内外のバイクの販売やカスタムを手がけるバイクショップ。長い間ハーレーの正規販売店として展開していた経験を持っており、ハーレーの整備やカスタムもバッチリだ。X350はエントリー向けモデルという性格を持つので、ニーズが出るであろうエンジンガードを開発した。
【カマダサイクルex クラッシュガード】●価格:2万4900円
X350専用に開発したクラッシュガード(エンジンガード)。フレームに3点止めする、強度ある造り。結合部分は職人の手作業の丁寧な溶接。高品質なカーボンスチールパイプで、事故や立ちゴケなどからバイクを守る。
Xで見つけたX350ユーザーカスタム!
X(旧Twitter)を巡回中に偶然見つけたのが、抹茶いぬさんが友人のために手がけた、X350をベースとしたカスタム車だ。カフェレーサースタイルに仕上げられている。
まだ専用パーツが出揃っていない中、今までの経験を活かし創意工夫のもと作り上げられた。これからアンダーカウル等を装着し、筑波サーキットを走る予定とのことだ。X500でも同様に制作するというので、両車の行方を今後も追っていきたい。
●写真提供&取材協力:オーナー:抹茶いぬSさん ●製作:株式会社モトロマン H-Dモトロマン
WITH HARLEY号の初回点検&カスタム始動
2023年12月1日に納車されたWITH HARLEY号。各パーツメーカーでフィッティングやパーツ開発の元となったりと、1ヶ月以上も単身赴任をしていた。抹茶いぬさんのカスタムの影響もあり、スポーツ性の高さをより伸ばすカスタムにすべきでは? とぼんやりとカスタムの方向性を考え始めている。足まわりやパワーアップさせるためのパーツ換装やチューニングをするべきか、などなど。
この連載はしばらく続く予定なので、雑誌『ウィズハーレー』と『WEBヤングマシン』のウィズハーレーコーナーにて今後の展開に期待してほしい。
なお、愛知県名古屋市港区で2024年8月3日に開催される「ブルースカイミーティング名古屋」に編集部の車両を持参予定だ。最新カスタム状況をそこで確認できるぞ。さらに現地では、X350/500ユーザーのオーナーズミーティングも開催するつもりだ。ぜひ皆さんのH-D Xを見せてほしい。写真も撮影し、雑誌&WEBに掲載予定だ。詳細はWITH HARLEYのSNSでチェックを。
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