![ハーレーダビッドソン スポーツスター・カスタムトレンド最前線[XL1200CX/XL1200L/XL883R]](https://young-machine.com/main/wp-content/uploads/2023/09/HarleyDavidson_XL_Custom_00.jpg)
感性鋭いNEWジェネレーションたちによるフォーティエイトのカスタムが、いま激アツだ! しかし一方で、それ以外の従来のスポーツスターたちも、オーナーたちと一緒にカスタムシーンを騒がせている。今回はXL1200CX/XL1200L/XL883Rのカスタム車を3台レポートする。
●文:WITH HARLEY編集部(青木タカオ) ●写真:関野温
セパハン&バックステップでよりスポーティーに〈2017 XL1200CXロードスター|まー君〉
フロント19インチ/リヤ18インチのホイールをセットするXL1200CXロードスター。前傾のライディングポジションは見るからにアグレッシブで、前輪荷重を高めコーナリング性能を向上させている。
昨今流行りのボバーカスタムがメインのフォーティエイトのカスタムとは違い、毛色が異なるスポーツスター。ブラックアウトした車体のカスタムメニューは共通するところが多く、テイストは限りなく近い。倒立フロントフォーク用のクリップオンハンドルは、垂れ角が8度に設定された寺田モータース製。
アレンネスのベベルドフュージョングリップで、カスタムテイストをより強調した。吸気効率が向上するハイフロータイプのエアクリーナーもアレンネスで統一し、マフラーはバンス&ハインズ ビッグラディウス2-Into-2をセットしている。
車体全体をブラックで統一しているからだろう、ノーマルではフロントリフレクタ―が非常に目立つ。それを外したあと、違和感なく埋めているのがトランプのレフパッチだ。マテリアルは上質なアルミニウムを用いて、カラーはブラックアルマイトで製作。細かいパーツだが、全体のスタイルを引き締めている。バックステップは純正、チンスポイラーは汎用、ニーグリップバーはキジマ製をチョイスした。サドルバッグは、職人のハンドメイドによる丁寧かつ丈夫なつくりのクロス(Xross)。
タイヤもビンテージに〈2007 XL1200Lスポーツスターロー|アオキ〉
1200ローをベースに、グリップ位置をエイプバーで高くし、堂々たるライディングポジションをゲット。クロームのエンジンの中で、つや消し黒のS&Sティアドロップ型ハイフローエアクリーナーが存在感をアピールしている。
前後タイヤを1960年代のピレリMT53を復刻したウェーブウェイ オーバルマスターにし、フロントはフェンダーレスで軽快かつワイルド。
オーバルマスターは、MT53の雰囲気を踏襲しながらも現代の道路事情に合わせて設計を進め、ハイトの高さの変更やハイスペック化を実現している。見た目重視のビンテージレプリカではなく、EVO以降の車両重量も見越したうえで安全にしようできるというわけだ。
883Rをストリートカスタム!〈2005 XL883R|シュウジ〉
オーナーはブラックエンジンとフロントダブルディスクブレーキが決め手で883Rをベースに選んだ。エアクリーナーはS&Sで、スポーティーさを際立たせる2in1集合フルチタンマフラーはトランプサイクル製。
圧倒的な軽さは跨った瞬間から感じ取れ、走りをよりエキサイティングなものにする。耐腐食性に優れるのも利点で、エキゾーストパイプの焼色がなんとも美しい。
小振りな燃料タンクに換装され、ヘッドライトレンズにはイエローフィルムを貼って、ウインドシールドを追加。いずれも汎用パーツを用いた。チョップドリヤフェンダーに合わせて、フェンダーストラットをカット。軽快なテールエンドを演出しているのも見逃せない。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
ハーレーダビッドソン専門誌『ウィズハーレー』のお買い求めはこちら↓
ウィズハーレーの最新記事
FLHXSE CVOストリートグライド:CVOでは唯一となるバットウイングフェアリング フラッグシップモデルを象徴するバットウイングフェアリング。そのアイコンを持つ最上級仕様が「CVOストリートグライ[…]
FLHX ストリートグライド:ワイドグライド譲りのファイヤーカラーも選べる! 2025年式ストリートグライドは、その象徴的なバットウイングフェアリングとLEDライトを融合させたモダンなスタイルを持つグ[…]
FLHXU ストリートグライドウルトラ:ストリートグライドを名乗る、伝統のウルトラモデルがついにデビュー! ハーレーダビッドソンのフラッグシップモデルが、フルモデルチェンジを果たした。その名は「FLH[…]
RH975S ナイトスタースペシャル:ダウンドラフト吸気の水冷Vツインを黒で統一 レボリューションマックス搭載モデルでは、燃料タンクをシート下にレイアウトすることでダウンドラフト吸気を実現。従来タンク[…]
RH1250S スポーツスターS:ダウンドラフト吸気の水冷Vツインを黒で統一 121HPを発揮するレボリューションマックス1250Tエンジンをオールブラックにし、精悍さを強調するデザインとなった202[…]
最新の関連記事(カスタム&パーツ)
ジムニーノマドJC74W ドレスアップパーツ最新情報 人気のロトパックスやラック取り付けのポイント アウトドアシーンには欠かせないギアとして注目されているのが、プロトが正規輸入代理店をしているROTO[…]
最小限のカスタムでクルーザーをアドベンチャーマシン化 1200ccという大排気量の水平対向エンジンを心臓部に持つBMWのヘリテイジモデル、R12シリーズ。その新しいバリエーションとして2025年5月に[…]
世界中のビルダーがボンネビルをカスタム 今回開催されたバイクカスタムの世界規模コンペティションには、世界各地から8チームが参加。その中からファイナリストに選出されたのは、ブラジル、フランス、イタリア、[…]
MT車/DCT車どちらでも使用できる このマフラーは、2025年の最新型式(8BL-SC87)と、2021年から2024年の旧型式(8BL-SC83)の両方に対応し、MT車/DCT車どちらでも使用でき[…]
「銀の弾丸」が示すスタイルと走りへの意思 フランス・ビアリッツのサーフ&バイクカルチャーの聖地「Wheels and Waves」フェスティバル2025は去る6月に行われた。欧州7カ国から選りすぐりの[…]
人気記事ランキング(全体)
125ccクラス 軽さランキングTOP10 原付二種は免許取得のハードルも低く、手軽に楽しめる最高の相棒だ。とくに重要なのは「軽さ」だろう。軽ければ軽いほど、街中での取り回しは楽になるし、タイトなワイ[…]
コンパクトで使いやすいワイヤーロック ヘンリービギンズの「デイトナ ワイヤーロック DLK120」は、質量約90gの軽量設計で、ツーリング時の携行に適したポータブルロックです。ダイヤルロック式のため鍵[…]
日本仕様が出れば車名はスーパーフォアになるか ホンダの名車CB400スーパーフォアが生産終了になって今年ではや3年目。入れ替わるようにカワサキから直列4気筒を搭載する「Ninja ZX-4R」が登場し[…]
どうする? スクーターのエンジンがかからない ※これはまさに、筆者が直面した実話です。我が家のスクーター(TODAY)に乗ろうと思って、車庫から引っ張り出しました。ちょっと久しぶりですね。エンジンをか[…]
50レプリカのフルサイズからミニバイクレースを経てデフォルメフルサイズへ! VR46カラーのTZR50……実はヨーロッパで1997年から2012年まで生産されていたイタリアのミナレリ製エンジンで、現地[…]
最新の投稿記事(全体)
コンパクトで携帯性に優れた携帯灰皿 「プルプラ クリップオンケース」は、ヒートスティック(加熱式タバコ)専用の携帯灰皿です。商品重量は約10gと非常に軽く、ポケットやバッグの隙間でも邪魔になりません。[…]
トレリスフレーム+ユニトラックサスペンションの本格派 カワサキは欧州で、15psを発揮する水冷125cc単気筒エンジンをスチール製トレリスフレームに搭載し、前後17インチホイールを履かせたフルサイズス[…]
2025年モデルで排気量アップしたニンジャ1100SX カワサキは欧州で、スポーツツアラーの2シリーズを2026年モデルに更新。「ニンジャ1100SX」および「ニンジャH2 SX」それぞれの標準モデル[…]
バイクを取りまく、さまざまな環境の向上を目指す バイク(二輪車)ユーザーがより安全で快適なバイクライフを過ごせる社会をめざし、二輪車を取りまく環境の向上のために活動している日本二普協。 同協会安全本部[…]
本物のMotoGPパーツに触れ、スペシャリストの話を聞く 「MOTUL日本GPテクニカルパドックトーク」と名付けられるこの企画は、青木宣篤さんがナビゲーターを務め、日本GP開催期間にパドック内で、Mo[…]
- 1
- 2