![ハーレーダビッドソン スポーツスター・カスタムトレンド最前線[XL1200CX/XL1200L/XL883R]](https://young-machine.com/main/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
感性鋭いNEWジェネレーションたちによるフォーティエイトのカスタムが、いま激アツだ! しかし一方で、それ以外の従来のスポーツスターたちも、オーナーたちと一緒にカスタムシーンを騒がせている。今回はXL1200CX/XL1200L/XL883Rのカスタム車を3台レポートする。
●文:WITH HARLEY編集部(青木タカオ) ●写真:関野温
セパハン&バックステップでよりスポーティーに〈2017 XL1200CXロードスター|まー君〉
フロント19インチ/リヤ18インチのホイールをセットするXL1200CXロードスター。前傾のライディングポジションは見るからにアグレッシブで、前輪荷重を高めコーナリング性能を向上させている。
昨今流行りのボバーカスタムがメインのフォーティエイトのカスタムとは違い、毛色が異なるスポーツスター。ブラックアウトした車体のカスタムメニューは共通するところが多く、テイストは限りなく近い。倒立フロントフォーク用のクリップオンハンドルは、垂れ角が8度に設定された寺田モータース製。
アレンネスのベベルドフュージョングリップで、カスタムテイストをより強調した。吸気効率が向上するハイフロータイプのエアクリーナーもアレンネスで統一し、マフラーはバンス&ハインズ ビッグラディウス2-Into-2をセットしている。
車体全体をブラックで統一しているからだろう、ノーマルではフロントリフレクタ―が非常に目立つ。それを外したあと、違和感なく埋めているのがトランプのレフパッチだ。マテリアルは上質なアルミニウムを用いて、カラーはブラックアルマイトで製作。細かいパーツだが、全体のスタイルを引き締めている。バックステップは純正、チンスポイラーは汎用、ニーグリップバーはキジマ製をチョイスした。サドルバッグは、職人のハンドメイドによる丁寧かつ丈夫なつくりのクロス(Xross)。
タイヤもビンテージに〈2007 XL1200Lスポーツスターロー|アオキ〉
1200ローをベースに、グリップ位置をエイプバーで高くし、堂々たるライディングポジションをゲット。クロームのエンジンの中で、つや消し黒のS&Sティアドロップ型ハイフローエアクリーナーが存在感をアピールしている。
前後タイヤを1960年代のピレリMT53を復刻したウェーブウェイ オーバルマスターにし、フロントはフェンダーレスで軽快かつワイルド。
オーバルマスターは、MT53の雰囲気を踏襲しながらも現代の道路事情に合わせて設計を進め、ハイトの高さの変更やハイスペック化を実現している。見た目重視のビンテージレプリカではなく、EVO以降の車両重量も見越したうえで安全にしようできるというわけだ。
883Rをストリートカスタム!〈2005 XL883R|シュウジ〉
オーナーはブラックエンジンとフロントダブルディスクブレーキが決め手で883Rをベースに選んだ。エアクリーナーはS&Sで、スポーティーさを際立たせる2in1集合フルチタンマフラーはトランプサイクル製。
圧倒的な軽さは跨った瞬間から感じ取れ、走りをよりエキサイティングなものにする。耐腐食性に優れるのも利点で、エキゾーストパイプの焼色がなんとも美しい。
小振りな燃料タンクに換装され、ヘッドライトレンズにはイエローフィルムを貼って、ウインドシールドを追加。いずれも汎用パーツを用いた。チョップドリヤフェンダーに合わせて、フェンダーストラットをカット。軽快なテールエンドを演出しているのも見逃せない。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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