北海道の旭川市内に拠点を置くS&Fモーターサイクルは、様々な年代のハーレーを取り扱うが、特にインジェクションチューニングが得意分野である。今回紹介するカスタムバイクは、ショップ所有の試乗車であり、ベース車両は最新のミルウォーキーエイトエンジンを搭載しているロードキングスペシャルだ。
●文/写真:ウィズハーレー編集部(モリヤン) ●外部リンク:S&Fモーターサイクル
ぜひ乗ってみてほしい、体験できるデモバイク
エンジンチューニングの内容は、パワービジョンの日本正規品を使用したセッティングと、S&S製465Cハイカムシャフトへの交換。同じくS&S製インテークマニホールド/ステルスエアークリーナー/TBR製2イン1マフラーへの交換等。107ノーマルエンジンの特徴である中低速域のトルクフィーリングをスポイルさせないまま、高速域のパワーフィーリングを向上させたセッティングを実現しているという。
「一度チューニングバイクに乗ってみないとイメージが湧かないと思うので、デモバイクを用意しているんです。チューニングは、単なるパワーアップではなく、トータルバランスを整えることが重要ですし、ユーザーがどんなフィーリングを求めているのか探るうえでも基準が必要なんですよ。このバイクに乗ると、そんなイメージが具体的になりますから、皆さんに乗ってみてほしいですね」
エンジンだけではなく、足まわりのカスタムも施してある。撮影当時は、ブレーキローターの交換とフロントフォークをオーリンズ製カートリッジタイプへの変更のみだったが、現在はリヤサスペンションもリザーバータンク付きのオーリンズ製に交換されている。
トータルバランスに優れたカスタムハーレーの性能を体験できるデモバイク。ぜひ乗ってみてほしい。
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