
●記事提供: ライドハイ編集部
低回転域もクランクの錘ではなく燃焼で瞬時に加速へ転じるポテンシャル
ビッグバイクでメジャーな4気筒に乗り慣れていると、800~1,000ccの2気筒、ビッグツインに乗り換えたら意外や低速トルクが弱々しく、主に中速以上を使うので期待したほど乗り方が変わらなかった、そう思い込んで勘違いしたままのライダーが少なくない。
ビッグツインは強大な低中速トルクの持ち主……そもそも単気筒の低速トルクが一番大きく、次いで2気筒が強く、気筒数が増えると低速より中速、そして高回転域へと力強い領域が変わっていく、これが一般的なイメージかも知れない。しかしそれはある意味、大きな排気量の単気筒は旧い時代のエンジンとオーバーラップしているからで、2気筒にも同じように思いがちだ。
メカニズムに詳しいと、単気筒や2気筒はクランクの錘(おもり)が大きく重く、それがゆっくりした回転でグルングルンと強い慣性力を発生して粘り強いトルクとなる、そんなイメージかも知れないが、現代のエンジンは高効率の燃焼でレスポンスよく加速に転じるほうを先に発揮する、その鋭さがパフォーマンスとなっている。
ビッグツインは気筒あたりの排気量が4気筒より大きく、毎回の爆発エネルギーとクランクが発生する慣性モーメントも強いのが本来だった。しかし最近では高性能化で、ピストンからクランクまでそれぞれが大柄だと高回転化は苦手だったはずが、1万回転でも軽々回るなど4気筒に負けないパフォーマンスを得るようになった。
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