
●記事提供:モトクロnet
2022年の全日本モトクロス選手権シリーズは、熊本県のHSR九州で開幕。4月10日(日)には各クラスの決勝レースが実施されました。予選が繰り広げられた前日に続いて天候に恵まれ、コースはドライコンディション。日差しは強く最高気温は25℃まで上昇し、まるで初夏のような陽気でした。アップダウンがほとんどない土地に設けられた、広いコース幅も特徴とするコースは、基本的なレイアウトをこれまでから踏襲。本来は阿蘇の火山灰に由来する黒土の路面ですが、大会前に大量の山砂を搬入しながらメンテナンスされました。
IA1ヒート1は、ヤマハファクトリーチームの富田俊樹(#2)がホールショット。ホンダに乗る小方誠(#5)と大城魁之輔(#22)、カワサキファクトリーチームの能塚智寛(#3)が続くと、まずは能塚が大城をパスし、小方はすぐに5番手まで後退しました。
さらに、ヤマハファクトリーチームの渡辺祐介(#4)も大城の攻略に成功。1周目を富田、能塚、渡辺、大城、小方の順でクリアしました。2周目、能塚は後続を2秒ほど引き離しつつトップの富田に肉迫。3周目には両者が激しいバトルを繰り広げて何度か順位を入れ替え、能塚が先頭に立ちました。ところが翌周、能塚は転倒を喫して上位勢から大きく遅れた6番手に後退。逆に渡辺と大城は富田との距離を詰め、トップグループは3台になりました。
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