
パーツメーカーのデイトナが発売する電気系のカスタムアイテムのひとつ・バッテリー充電器を紹介する。ドラレコ/USB電源/ETCなどなど、使用電量が多くなりバッテリーに負担をかけているのは間違いない。そこで自宅に完備しておきたいのがバッテリー充電器だ。
●文/写真:栗田晃(モトメカニック編集部) ●外部リンク:デイトナ
ポータブル電源で作動する充電器が登場!
いつでも必要な時に走行できるよう、常に意識しておかなくてはならないのがバッテリーのコンディション。「そんなの面倒」と思うかもしれないが、バッテリーは時間の経過ととに自己放電が進行するため、ひさしぶりに乗ろうとしたらエンジンがかからなくなっていた…ということも珍しくない。仕事が忙しくて、乗れても月イチが精一杯というライダーは、とくに注意が必要だ。
自己放電による性能低下を防止するには、定期的な充電が有効。バッテリーの状況を監視しながら、電圧が低下した時に自動で充電を行うメンテナンスチャージ機能を備えた充電器なら、過充電を心配することなく繋ぎっぱなしにできる。
だが、バイクの保管状況によっては“充電器の電源問題”が発生する。コンセントがあるガレージ内保管なら問題ないが、共同住宅の駐輪場や自宅敷地内でもコンセントがなければ、充電器を使うことはできない。
デイトナの新製品「ディスプレイ付きバッテリー充電器ポータブル」は、そんな悩みを解決してくれる。
この充電器は、通常の100Vコンセントからの電源供給に加えて、スマホ充電などで使用するモバイルバッテリーやポータブル電源など、AC100V以外の電源でも作動するのが最大の特長だ。つまり、コンセントのない屋外駐輪場で保管しているバイクの充電も可能なのだ。
推奨スペックはUSB PD(Power Delivery)対応で出力60W以上となるため、どんなモバイルバッテリーでも使えるわけではないが、充電のたびにバッテリーを取り外して室内に持ち運んでいた屋外保管ライダーにとっては、電源の制限を受けずに充電できるのは朗報となるに違いない。
【デイトナ ディスプレイバッテリーチャージャー ポータブル電源対応】 対応バッテリーは12V2.3Ah〜28Ahで、ターミナルをクランプするコードと端子に直接取り付けるコードの2種類が付属。盗難防止用ワイヤーが通せる7φホールもある。●標準価格:1万6280円
充電状況やバッテリー電圧を表示するディスプレイは見やすく、画面ライトはプッシュスイッチでON/OFFを選択できる。駐輪場で使用する場合はOFFにしておくと良いだろう。
モバイルバッテリーを接続するUSB TypeCポートは本体側面にある。モバイルバッテリーの電力が不足している場合はディスプレイが点灯せず、充電が開始しない。
充電器本体は電源コードと充電コードが巻き付けられるようデザインされており、使用していない時も収まりが良い。付属の面ファスナーを使った壁掛け収納も可能だ。
車体からバッテリーを取り外し、100Vコンセントに繋ぐ一般的な充電も当然可能。充電はサルフェーション除去/ステップチャージ/セーフティーチャージ/ストップ判定/メンテナンスチャージの5ステップで進行し、自己放電状況に応じて自動的に充電がスタートする。電源未接続状態でクランプすると、バッテリー電圧を測定できる。
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