メンテナンス/整備の必需品は当然のこと、“かゆいところに手が届く”工具も充実しているのが、ワールドインポートツールズ横浜(WIT)。世界の有名ブランド工具と並び、着脱式ホルダーの向きによってレンチの並び順を変えられるレンチラックや、スライドする仕切り板で幅を調整できるプライヤーラックなど、同店オリジナルのWITブランドが人気なのも、工具通に信頼/支持されている証と言えるだろう。すでに必要十分な工具を所有していても、未知の工具に出会えるワクワク感があるのが同店の大きな魅力だ。その店頭にて編集部が気になったアイテムを紹介する。
●文/写真:モトメカニック編集部 ●外部リンク:ワールドインポートツールズ横浜
レンチラック:互い違いで効率収納に役立つ着脱式ホルダーを採用
引き出しに入れたり壁にかけて使用するレンチラックは、レンチの長さに合わせてベース部分がテーパー状になっている。WITのラックは収納時のレンチの傾斜を変えられるようホルダー部分が着脱できて、収納スペースを効率的に使えるのが特徴だ。
折りたたみ式ラチェットハンドルでキーホルダー並みのコンパクトさを実現
折り畳むと全長50mmの超コンパクトなビットラチェットレンチ。プッシュボタンで開くラチェットは72歯ギヤで、指先で早回しできるクイックスピンナーも装備。磁石で固定されたビットホルダーは作業時に取り外し可能で、キッチュな見た目と異なり実用的に使える。
クニペックスのベーシックな3本セットは初心者にも最適
掴み系工具の大御所であるクニペックス。興味はあるが何から始めれば良いか迷うユーザー向けに企画されたのがこのセットだ。ふだんの作業で使用頻度の高い3本は、各カテゴリーの標準モデルで、これを選んでおけば間違いない。単品で買い揃えるより価格もお得。
多彩な入り組みで通常作業にも使える、ビット差替式インパクトドライバー
ふだんは貫通ドライバーとして使用でき、固着したビスに対してはインパクトドライバーとして使えるのが特徴。機能を共用させるとどちらも中途半端になる場合もあるが、WERA独自のグリップ形状により日常使いでも不満はない。安価な製品ではないが、その働きぶりで期待に応えてくれる。
ボルトがどうしても緩まない…。そんな非常時の掟破りツール
レンチやブレーカーバーを延長しないのは、工具を使う際の基本的なルールだ。しかし状況によっては、それを逸脱しなくては打開できない時もある。この工具はメガネレンチなどにかけてトルクを増大させる御法度ツールだが、緊急時には頼りになるアイテムである。
プライヤーラック:工具のサイズに応じて仕切り幅を任意に調整できる
プライヤー類を縦置きできるラックは引き出しの整頓と取り出しやすさを両立する一石二鳥アイテム。WITのプライヤーラックは、高めの仕切り板が自由にスライドすることで、工具のサイズに応じて幅が変更できる。かさばるウォーターポンププライヤーも転ばないのが魅力。
ラジオペンチやプライヤーよりもカプラーの爪をしっかり掴めるツール
コネクターやカプラーを抜く際に、ロックが外れず苦労した経験があるはず。ラジオペンチやドライバーも、工具の長さが邪魔で届かないこともある。手の中に収まる、とげ抜きの大型判のようなこの工具を使えば、指先を痛めず確実にカプラーのロックを外すことができる。
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